ポケダンスレ(2件目)

[1] 天空支配龍

このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください

書き込み時刻2013-08-12 18:59:38

[2474] 黒樹蒼葉

グライオン『例えどんな手を使おうと……ここから先には行かせない!』
マタツボミ『あ……あれ?どうして何事も無かったかのようにシリアスに
戻るのですか?』
グライオン『もう反応に困るギャグは放り込むなッ!!思い付きでボケさせては
本筋からどんどん逸れて行く……冗長にも程があるだろうッ!!』
コリンク『作者の魂からの叫びですね……ちなみに今回の過去編は
「盗賊団とその面々がいかにしてこうなったか」と「爆破隊の設立に関係
していたお母さんの遺言と人物」を掘り下げるものであって、「過剰なギャグ
要素」を盛り込む必要なんて一つもないのですが……』
グライオン『やはり彼(センター)に物語を短縮する方法を知りたいものだな。
……いや、それを聞く前にだ。俺が「それ」になればいいッ!』
コリンク『……ッ!?』





グライオン『俺は……シリアスブレイカーに抗う者……
ギャグブレイカーだッ!!!』

書き込み時刻2020-07-23 19:23:04

[2475] 黒樹蒼葉

マタツボミ『……はい。では戻りますねー』
グライオン『……すまない。よくよく考えてみたら、これも結局ギャグ
っぽかった』
コリンク『あなたのことは嫌いですけれども、今やこの過去編内では貴重な
まともなキャラなんですからしっかりしてくださいね……
(あれ?何、さっきからあるこの違和感は……はッ!?お母さんがいない!?
さすがにギャグ描写が長すぎて別の場所に行ったのかしら。あの人一見
あんなキャラだけども、結構神出鬼没なのよね……まあ本当に馬鹿な人では
ないし、放っておいても大丈夫でしょう)……さてと。それでは……雪辱戦と
行きましょうか……ッ!!』




しかし、私は気づいていませんでした。
グライオン(作戦通りッ!!)
自身が先ほどから、彼の戦略に嵌っていたことに)

書き込み時刻2020-07-23 19:43:38

[2476] 黒樹蒼葉

グライオン(と言っても……結構な綱渡りだったがな……アクシデントもあったし)

ー数分前ー
コリンク『ぐぅ……ッ』
マタツボミ『に、2匹まとめて……ッ
なんて力……ッ!』
母(グ、グラくん!?少しこれは乱暴じゃ
ないかしら……っ!?……え?紙?
走り書きで書かれてる……)
グライオン(俺はあの時、手を後ろでに
回し、隠し持っていた紙を奥様に渡した)
奥様。ルクシオ様が治療を望んでいるので、あの開かれた扉から、どうか物音を立てずに速やかに退出して頂けないでしょうか。
事情は後ほどお話致します。
母(この文字の掠れ具合……何か込み入った
ものがあるのか……いずれにしろ悠長に
考えている時間は無いわ)
レントラー母の しんそく!

書き込み時刻2020-07-23 23:05:13

[2477] 黒樹蒼葉

これは後ほど知ったことですが、お母さんは
コリンクという種族にも関わらず、
「しんそく」がーーそれも恐ろしい精度の
ものが使えるそうです。グライオンが鍛錬に
より空を飛べるように「怪我人の元へ一刻も早く駆けつけたい」という思いがそれを可能にしたのだとか。
グライオン(流石だ。よし、これで安し)
コリンク『何よそのポーズは』
グライオン(ッ!?まずい……!!)

書き込み時刻2020-07-24 09:54:34

[2478] 黒樹蒼葉

グライオン(うつ伏せにも関わらず「ポーズが分かる」ということは……視界の端にでもギリギリ見えているのか……ッ!?もし奥様が猛スピードで出て行くところを見られれば
、不自然に思われ感づかれるかもしれない)
……殆ど無意識での一瞬の思考。
グライオン(どうする……!?……そうだ
これだッ!!)

書き込み時刻2020-07-24 13:01:16

[2479] 黒樹蒼葉

母(……待って?今度は後ろ手でそのまま
四角形を作ったわ。なにかのサインかしら?
……あっ!もしかしたら!)
グライオン『ああそうだ。(一か八かだ……伝わってくれ……ッ)』
母(四角形……視覚……「死角」?情報から考えて……2匹からの死角に移動すればいいの?)
グライオン『勝てないからとはいえこんな
陰湿な事で鬱憤を晴らそうとするとはな……(!良かった……!意思を読み取ってくれた
……!!俺も駄目押しに!)見下げた奴だ』

グライオンは 翼を広げ
レントラー母を隠した!
(あと少しだ。悟られるな……)

書き込み時刻2020-07-24 19:17:02

[2480] 黒樹蒼葉

誤:グライオンは 翼を広げ
正:グライオンは 呆れたようなポーズを
取るふりをして 両翼を広げ レントラー母を
隠した!

ミズゴロウ『……さらにわかりにくくなって
ないか?』
ワニノコ『そもそもなんでこんな駆け引き
やってんだろうな』

書き込み時刻2020-07-24 22:23:04

[2481] 黒樹蒼葉

レントラー母の しんそく!
母(よく分からないけれど早くルクシオの元へ行かなきゃ!2匹の様子はまた後で見に行きましょう。せめて仲良く喧嘩してほしいわ
……)
音無き雷が、扉を通り抜けて行った。
グライオン(気配が消えた……見事な技だ。15年以上保安から逃げ続けているのも
頷ける。さてと。これで作戦は7割方完了
したが……念の為まだ時間を稼いでおくか。
何せこいつはクレイジーブラコンだ。
大好きな兄を独り占めするならば、その兄を人質に取って俺を脅迫し無理矢理
遠ざけさせるという凶行すらも
やりかねない。事実一度それを実行しかけて
奥様に止められている。ルクシオ様が満身
創痍であることすらも、妹にとっては自らの野望の材料になり得るのだ)

書き込み時刻2020-07-24 23:29:48

[2482] 黒樹蒼葉

ー廊下ー

ゴローン『……ふぅ。先ほどの爆弾発言でつい逃げ出してしまったが……やはりそれも
失礼だな……そろそろ戻るか』
後の爆破隊隊員A『とは言え……心を落ち着かせたいので、後でゴローン様自作のお酒を
貸していただけませんか……?』
後の爆破隊隊員B『おいおい……メンタル
弱すぎだろう』
※酒造は法に触れる可能性があるので、
法律をよく確認しましょう。

書き込み時刻2020-07-25 11:30:51

[2483] 黒樹蒼葉

後の爆破隊隊員B『突然の注意喚起だな……というか我々の場合、盗賊団という時点で
法に触れるも何もないんだが』
ゴローン『……ともかく分かった。ついでに飲んだ感想も教えてくれると助かる。
今回のあれは自信作なんだ』
後の爆破隊隊員A『ありがとうございます』
ゴローン『よし、戻るぞ……ん?何だ
このけはい゛き゛ぁ゛ぁ゛ッ!!』
ガタッ!!
ゴローンは 突如数m吹き飛ばされ、
気絶した!
後の爆破隊隊員A・B
『ゴローン様ァッ!?』
AとBはドタドタとゴローンに駆け寄る。
母『あぁっ!?ぶつかっちゃった……!
ごめんねロンくん!』
※ロンくん……ゴローン
後の爆破隊隊員A(以下面倒なので隊員A)
『お……奥様ッ!?一体何を……お急ぎ
ですか!?』
母『そうなの!医務室に用があって……!』
後の爆破隊隊員B(以下隊員B)
『……そうですか。それではぶつからないようお気をつけて!(急な怪我人でも出たのだろう。邪魔してはいけない……!)
母『ありがとうね!後で謝るわ!』
レントラー母の しんそく!
廊下を韋駄天の如く駆け抜けて行った。
隊員B『(相変わらず音がしない……)
……さて、医務室に運ぶか』
隊員A『あ、ああ……』

書き込み時刻2020-07-25 14:04:42

[2484] 黒樹蒼葉

隊員B『1、2の……あ、駄目だわ。よくよく考えたらゴローン様は100㎏超えだ。
俺達2匹じゃ到底持ち上げられない』
隊員A『じゃあ、助けを呼ぶか?』
隊員B『いや、それだとかなりの数と労力が必要となる……よくよく考えたらしんそく
一発……効果は今ひとつで倒されるとは考えづらい』
隊員A『とすると……少し意識が
飛んでいるだけとか?』
隊員B『復活の種、いやオレンの実さえあれば回復するかもしれない……今すぐ
取りに行くぞ!』
隊員A『ああ。ついでに自信作の酒もな!』

書き込み時刻2020-07-25 17:58:29

[2485] 黒樹蒼葉

ー現在。医務室ー

母『着いたわ〜』
ルクシオ『ありがとう母さん。グライオンは
大丈夫かな。激しいことになってないと
いいけど』
母『治療が終わったらわたしが見に行くから
心配しないで』
ルクシオ『そうか。ありがとう』

書き込み時刻2020-07-25 18:32:06

[2486] 黒樹蒼葉

母『……あら!包帯がまた無くなり
そうだわ。補充しなきゃ〜』
ルクシオ『その台詞最近何回も聞いてるような気がするんだが……まあ当然か。あの2匹がほぼ毎日喧嘩してるからな……最近はそこにマタツボミが加わったらしいし』
母『みんな怪我するんだけど、いつもコリンク達が負けちゃって、その度にわたしに
抱きついて泣くのよね』
ルクシオ『主に突っかかるのはあいつらなんだよな。せっかく仲間なんだから、変な
意地を張らずに仲良くすればいいのに』
母『そうねぇ。グラくんの方は、この前わたしがあの子の「寝顔写真集」を見せたら
譲ってほしいって言ったから、心底嫌っては無いんじゃないかしら〜』
ルクシオ『ん?それも何か不気味だな。
そういうキャラだったか?まあ、あいつなりに距離を縮めようとしてるのかもな』

書き込み時刻2020-07-25 19:31:12

[2487] 黒樹蒼葉

レントラー母は 治療をしながら、先刻の
出来事を話した。
ルクシオ『……へえ。グライオンが紙を……
そういえば俺も「医務室へ逃がす」とか「危険に晒さない」とか言われたな。何でそんなに切迫した感じだったんだ?』
母『う〜ん……あなたは特訓に行ってたから
知らないと思うんだけど、以前あの子は
あなたが満身創痍で帰ってくると推測して、
1匹になったところを見計らって拘束した後、人質に取りグラくんを脅迫して無理矢理
遠ざけさせようとしたのよ』
ルクシオ『え……え?え?……拘束?人質?脅迫?あいつを追い出すために?』
母『それを実行しようとしてるのをわたしが偶然見つけてね。初めての大喧嘩だったわ。
大ごとになる前に収めたから、これを知るのはわたしとグラくんとボミちゃんの
3匹だけなの』
ルクシオ『嘘だろ……?本当の危ない奴
じゃないか……でもこれで大体納得がいった
よ。よく追い出されなかったな……』

書き込み時刻2020-07-25 20:43:08

[2488] 黒樹蒼葉

母『多分、その時のことを思い出したんじゃないかしら。それに加えて、嫌がらせもされそうになったから』
ルクシオ『向かっていったという訳か。
それにしても、また俺はあいつに
助けられたんだな』
母『グラくんはただ、あなたに恩返しを
しているだけよぉ〜』
ルクシオ『俺だって返したい。早く
強くならなくちゃな。あいつの助けを必要と
しないくらいに』

書き込み時刻2020-07-25 21:26:07

[2489] 黒樹蒼葉

母『……グラくんはきっと、助けを必要と
しなくても助けると思うけど……あなたは
優しいから、それでは納得はしないのよね。
「それでも恩返しがしたい」って。
だからこそ恩返しされるんだと思うわぁ』
ルクシオ『……』
母『それに、そう焦らなくても大丈夫
なんじゃないかしらぁ〜』
ルクシオ『……どうしてだ?』
母『実はね……




「伝説級の威力を持つ技マシン」が
あるらしいって、レーさんに聞いたの。とっても希少らしいけどね』
ーーこの「技マシン」が、お母さんを死に至らしめることになる遠因となるとは、まだ誰も知らなかったのです。

書き込み時刻2020-07-25 23:28:12

[2490] 黒樹蒼葉

ー同時刻、コリンクサイドー
コリンク『……』
マタツボミ『……コリンク様?』
グライオン『どうした?開始と言いながら、
何も仕掛けて来ないが』
コリンク『……ッ!』
マタツボミ『おっと?』
グライオン『おっと?その振り上げたバンダナを?どうするつもりだ?』
コリンク(おっと?……とか言ってる場合じゃないのよ……さっきは勢いで言ってしまったけど、よくよく考えなくてもこの加齢臭バンダナひとつで何か出来る訳でもない……昼間の二の舞になるだけだわ……)
グライオン『もしかして……勝負するのが怖いのか?また負けるから?……まあ、こうして煽っている俺も大人気ないとは思うが』

書き込み時刻2020-07-26 08:38:58

[2491] 黒樹蒼葉

……その時!
扉が勢いよく開いた!
ゴローン『コリンク様!先程はドン引きしてしまい申し訳ありません!ただ今戻りました!』
隊員A『ついでにゴローン様が自作した「未成年酒」も持って来てしまいましたが……』
隊員B『道中合流して少し盛り上がっちまったもんな……』
隊員C『……ん?グライオンの奴が
何故ここに……?』
隊員D『もしかして……マジ喧嘩5秒前
とか?』
隊員E『何か俺達にできることはありませんか!?指示を!』
コリンク『ゴローン達!来ていたんですね!
……ん?待ってください。「未成年用酒」
……?』
突如脳に電流が走りました。
コリンク(もしかしたら今度こそ……
勝てるッ!なら今こそあれを……)

書き込み時刻2020-07-26 09:42:50

[2492] 黒樹蒼葉

コリンク『グライオン……貴方さっき言いましたよね。「勝負するのが怖いのか」って。ええ、怖かったですよ?正直なところ。――ついさっきまではね』
グライオン『……何?』
コリンク『折角今から2回戦を行うんです。ただやるのは面白みに欠けるでしょう。どうです?例の罰ゲームのように……今回は戦利品を設けるというのは』
グライオン『……ほう』





コリンク『以前から盗賊団が探している、「裏の技マシン」。その使用権を賭けて……私たちと「装備品投げ」をしなさいッ!!』

書き込み時刻2020-07-26 10:45:10

[2493] 黒樹蒼葉

グライオン『「裏の技マシン」?何だ
それは。それに探しているなんて一言も』
コリンク『ええ。盗賊団というよりお父様が密かに探している……という会話を盗み聞きしたのよ。私達……「子世代」の力量を
底上げするためにね』
グライオン『……確かに、棟梁様に比べ、お前達の実力は充分とは言い難いが……技マシン一つで変わるだろうか……?』
マタツボミ『……酷い言われようですね』

書き込み時刻2020-07-26 17:08:21

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