[1] 天空支配龍
このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください
2013-08-12 18:59:38
[2094] センター
ミズゴロウ『お、おい!。ワニノコ。この可愛い子は誰だよ!?』
ワニノコ『知らない!』
咄嗟にそう答える。
キルリア『え?。そんな....。昔なのかな?。私の事助けてくれたよね!』
ワニノコ『......すまない。記憶がないんだ』
キルリア『き、記憶にない!?。そんなあんな大きな出来事だったのに覚えてないの!?』
ワニノコ『い、いや。覚えてないというより.......』
イーブイ『記憶がないんですよ。ワニノコさんは記憶喪失なんです』
キルリア『記憶喪失?。そ、そんな!?。あの時の思い出もないの?』
イーブイ『..........』
ミズゴロウ『所で名前はなんて言うの?』
キルリア『私はキルリア。D大陸からやって来たの』
レントラー『D大陸!?』
2020-05-09 16:41:55
[2095] センター
レントラー『わざわざD大陸から....』
キルリア『え!?。レントラー盗賊団!?』
レントラー『!?。ち、違う!。関係者ではあるが俺は違う』
キルリア『..........』
ワニノコ『D大陸からわざわざここまでやって来たのか』
キルリア『うん!。ワニノコに会いに来たの!』
ミズゴロウ『!?。こ、この野郎!。なんでこんな子と仲いいんだよ!。羨ましいぜ!』
ワニノコ『何故俺に会いに?』
キルリア『私は3年前ぐらいに監獄島と言う所に閉じ込められていたの。そこをワニノコに助けてもらって...』
ミズゴロウ『3年前!?。割と最近じゃないか!?』
チコリータ『静かに』
キルリア『それで半年ぐらい一緒にいたんだよ!』
ガーディー『.........』
2020-05-09 17:08:35
[2096] 黒樹蒼葉
二匹が無事に再会できて良かったです!
とはいえ、キルリアのショックは少なくない
でしょうが……ミズゴロウは凄く嫉妬
しそうですね。『可愛い子』と言って
いましたが、ポケモンにも美醜の感覚は
あるのでしょうか。もしそうなら、
メインキャラクターの顔面偏差値は
どういう感じなんでしょうか。下世話な質問
ですみません。
2020-05-09 18:23:35
[2097] 黒樹蒼葉
50匹……か。いいぞいいぞ、
もっと増えろ。修行場所を探す俺ーー
ミズゴロウは、一週間後に控える戦いを
想像し心躍らせた。
『それにしても……リオルの奴、相当誇張
したなあ……』
新聞には、こう書いてある。一部抜粋。
『ええ、レントラーも中々ですけれども、
本当の怪物はね。あの二匹ですよ。
今まで話題にならなかった理由は、
見た目があんまり強そうに見えないのも
理由の一つなんですけどね。なあ?』
『ああ、俺も最初は見くびっていたが、
すぐに評価を改めた。何せあの所業を
目撃したらな』
『そうだ。俺の盗賊団壊滅なんて
目じゃない』
……あれ?どういう事だ?
2020-05-09 18:44:01
[2098] 黒樹蒼葉
一旦情報を整理しよう。新聞に書いてあった
取材の主は、口ぶりからしてリオル、
ゲンガー、レントラー。あいつはまだ
分かるぞ?そういう悪ふざけは好きそう
だからな。ただ、あの2匹……そういう
キャラだったか?そもそもあいつらはこの
ギルドのエース級。レントラーに至っては
あの活躍の立役者じゃないか。そんな奴らが
言うものだから信憑性は増し増しだ。
どういう意図なんだ……?
2020-05-09 19:36:28
[2099] 黒樹蒼葉
戸惑う俺の目に、ある一文が留まった。
『はい。これはもう生放送ですね。
エスパータイプの皆さんに大々的に
してもらって……』
生放送……?宣伝……?たくさん集める?
そうして俺の思考は、一つの正解に
辿り着いた。
……アチャモとの、3匹での再会。
『……そうか。そういう事だったのか。
ありがとう。ありがとうみんな……』
2020-05-09 19:45:43
[2100] センター
いいですねー!。
ほのぼので心が温まります。
自分では出来ないですね。
顔面偏差値はよくわからないですが、
ミズゴロウにとってキルリアは好みのタイプなんでしょうね。
仲間にチコリータとクチートがいますがクチートとはあまり接する所がなくチコリータとは嫌というほど関わってます。
ミズゴロウは明るい性格のポケモンが好みなんだと思います。
質問の答えになっていなくて申し訳ないです。
2020-05-09 20:21:47
[2101] センター
ゲンガー『うるさいな。どうしたんだ?』
ピカチュウ『あ、ゲンガー!。えっとね今ワニノコの知り合いが来てるんだよ』
ゲンガー『!?』
ピカチュウ『あはは。驚いてるね。僕達もそんな表情したよ』
ゲンガー『何処にいる?』
ピカチュウ『そこにいるよ!。行ってみる?。どんなポケモンか』
ゲンガー『ああ』
2020-05-09 20:24:27
[2102] センター
ミズゴロウ『半年も一緒にいただと!?』
イーブイ『..........』
キルリア『うん。でも、急に私の元からいなくなったの』
ワニノコ『.....そうなのか』
キルリア『ずっと.....探したんだよ?...』
ミズゴロウ『くぅ.....。泣けるぜ。おい!。この子の為にもさっさと記憶を取り戻すぞ』
ワニノコ『お、おう。....何でお前が張り切ってんだ?』
ミズゴロウ『うるさい!』
ゲンガー『それで、ガーディー』
ガーディー『ゲンガー!。帰って来たのか。んで、どうしたんだ?』
ゲンガー『お前とワニノコがあったのいつ頃なんだ?』
ガーディー『うーんと、2年前ぐらい?。だったかな』
ゲンガー『なるほど.......』
ガーディー『何かあったのか?』
ゲンガー『特に何もない.....』
キルリア『?。あれ?。あなたは....どこかで見た事あるような....』
ゲンガー『!?』
ミズゴロウ『はぁ!?。ゲンガーも!?』
ゲンガー『..........さあな。俺はそんな記憶はない』
キルリア『んー?。見間違いかなー?』
2020-05-09 20:42:29
[2103] 黒樹蒼葉
ゲンガーを見たことがある……監獄島
繋がりなんでしょうか。
明るいポケモンが好みのタイプなんですね。
◇
熱くなる目頭をぐっと堪え、再び体と思考を
走らせる。あそこまでしてもらったんだ。
俺も新技を完成させて応えないといけない。
盗賊団事件で使えなかったあの技を。
しかし……
『ピンと来る場所がないな……』
早く行動を起こさないと、先を越されるぞ。
『……仕方ない。親愛なるファンの助けを
借りるか』
2020-05-09 20:53:02
[2104] 黒樹蒼葉
……ミズゴロウのファンって誰だ?
修行場所を検討しながら、俺ーーワニノコは
考えた。そもそもあいつにファンが
いたのか。俺はまだいないのに。その事実に
驚いた。キモリ?リオル?チコリータ?
いや違う。ファンと仲間は違う。参ったな。
こちらは見当もつかない。まあ、後の戦いを
思えば、そんなことを考えている場合では
無いんだが。それより新技だ。まさか
「あいつも」そうだとは思わなかった。
2020-05-09 21:12:58
[2105] センター
ミズゴロウのファン....
誰なんでしょうか?。
気になりますね。
本編。
チコリータ『やけに気にかけるわね。どういう風の吹き回し?』
ミズゴロウ『チコリータか。........やっぱりキルリアの方がいいか』
チコリータ『は?。どういう事?』
ミズゴロウ『いやー。キルリアって見た目凄く御淑やかみたいじゃん。チコリータと違うなって思ってさ』
チコリータ『どういう事それ!?。私は下品とでも言いたいのかしら!?』
ミズゴロウ『下品なんて言ってない....』
チコリータ『あのねぇ。そう思って無くても相手にそう伝わる様な言い方するんじゃないわよ!』
ミズゴロウ『はい.......』
キルリア『仲いいんだね!』ニコ
ミズゴロウ『笑顔可愛いなぁー!』
チコリータ『単純....。あとなんかキモい』
2020-05-09 21:18:46
[2106] センター
ワニノコ『記憶を取り戻す.....。でもどうやって戻すんだ?』
ミズゴロウ『ん?』
ワニノコ『どうすれば俺の記憶は元に戻る?』
ミズゴロウ『さあ?』
ワニノコ『考えてないのかよ.....』
ミズゴロウ『とりあえず、あの子の為にも記憶を取り戻すんだ!。それが使命だ!。あ、ちなみに何歳なの?』
キルリア『18だよ』
ミズゴロウ『!?』
ワニノコ『........ミズゴロウ。お前17だったよな?』
ミズゴロウ『年上だったのかー!』
チコリータ『いちいちリアクションが忙しいわね......』
2020-05-09 21:24:00
[2107] 黒樹蒼葉
実はレントラー父との戦いで、一瞬あの技が
脳裏を掠めていた。が、すぐに断念した。
あの技は、「あの時の俺には使えなかった」
からだ。それにリスクも大きく、状況も
整っていなかった。だが、今回ならーー
『……ニノコさん。ワニノコさん』
『……うおッ。イーブイか。ごめん
気がつかなくて。……なんだ?』
『いえ。それが……ワニノコさんに、
お手紙です』
……手紙?俺に?
2020-05-09 21:24:58
[2108] センター
ピカチュウ『とりあえず。ワニノコの記憶を取り戻して、キルリアと歓喜の再会を祝おうよ!』
レントラー『いいな!』
ヤミラミ『宴だな!』
イーブイ『ちょっと待ってください!!』
イーブイが大声で待ったをかける。
ワニノコ『イーブイ?』
イーブイ『あの、キルリアさんが探してるワニノコさんは本当に私達が知っているワニノコさんなのでしょうか?』
ワニノコ『!』
ミズゴロウ『違うのか?』
イーブイ『わからないですよ。ワニノコというポケモンは私達が知っているワニノコさん以外にも沢山います』
クチート『なるほど。違うワニノコなんじゃないのかって事ね』
イーブイ『はい。それに違うのではという根拠もあります』
2020-05-09 21:31:17
[2109] 黒樹蒼葉
そう言えば年上だったんですね。道理で
しっかりしていると……
ミズゴロウ、チコリータ、キルリア……
三角関係になっている?まさか……
◇
『分かった。すぐ行く。珍しいな手紙
なんて』
『はい。女性の方です。私に渡した後に
すぐに行ってしまいましたけど……』
『……とにかく、読んでみるよ。
見せてくれ』
『はい』
……そういえば紙を読むのは、今日で
2回目か。
2020-05-09 21:34:47
[2110] センター
あの技....。
どんな技でしょうか?。
教え技のハイドロカノンとかですかね?。
楽しみです。
本編。
クチート『根拠?』
イーブイ『はい。まず、キルリアさんが探しているワニノコさんはD大陸にいるんじゃないですか?。そもそも違う大陸のA大陸にいるってケースが出てこないですよ』
キルリア『うん。普通はD大陸にいるって思うよね』
ミズゴロウ『確かにそうだな』
キルリア『私はワニノコが消えた2年間は修行していた。その傍らでD大陸を歩いてワニノコを探してみたよ。.......結果は全部関係ないワニノコばっかだった。中には、わざと知り合いを装ってお金を騙し取ろうとするワニノコもいたよ』
ミズゴロウ『苦労してるなぁ....』
ゲンガー『..............』
キルリア『情報もないし前途多難で困り果てていたんだ。そこでギルドに入って情報を集めたんだ』
ヒノアラシ『うんうん』
キルリア『暫くして、海賊ライボルトって言うポケモンと出会ったの』
メンバー全員『ライボルト(さん)!?』
2020-05-09 21:40:56
[2111] センター
キルリア『その反応.....やっぱり知り合いなんだね』
ワニノコ『ああ。まあ色々あってな』
キルリア『ライボルトさんに事情を話したらライボルトさんの知り合いにワニノコがいるって聞いたの!。それですがる思いでライボルトさんにA大陸まで送ってもらったの』
ミズゴロウ『苦労してるなぁ........』
キルリア『もう疲れたよ。いい加減本物のワニノコに会いたい!。だから抱きついちゃった!』
ワニノコ『俺が本物かどうかなんてわからないのに?』
キルリア『でも、ワニノコから本物みたいなオーラが出てる気がするんだよ!』
ワニノコ『ミズゴロウみたいな発言をするな.....』
キルリア『え?』
ミズゴロウ『俺を馬鹿にするな!』
チコリータ『事実よ。事実』
キルリア『だからワニノコは本物!。確信しているよ!』
ワニノコ『............』
困ったな。記憶がないから。
もし記憶を取り戻して全くの別人だったら彼女は.......。
2020-05-09 21:51:04
[2112] 黒樹蒼葉
手紙にはこう書いてあった。
初めましてワニノコさん。
以前にミズゴロウさんにお世話になったもの
です。なにぶん手紙を書くのは慣れていない
ので、失礼なところもあると思いますが
ご容赦ください。まず前に……
……内容を整理すると、こんな感じだった。
2020-05-09 21:51:20
[2113] センター
ミズゴロウ『にしてもライボルトと会っているとは.....』
キルリア『良かったー!。これって運命だね!』
ミズゴロウ『そうそうこれは運命!。運命!』
チコリータ『ツルのむち!』
ミズゴロウ『いてぇ!。何するんだよ!』
チコリータ『今日のあんた特に気持ち悪いわ。段々とキルリアに近づいたり、やってる事がキモいわよ?』
ミズゴロウ『ほほぉ!。俺に構ってもらえないから嫉妬してるのかな?。可愛い所あんじゃん』
チコリータ『してませんが。....嫉妬してんのはあんたでしょ。ワニノコに』
ミズゴロウ『バレたか』
2020-05-09 21:57:39
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