ポケダンスレ(2件目)

[1] 天空支配龍

このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください

書き込み時刻2013-08-12 18:59:38

[912] センター

チルット『アブソルさーん!』
アブソル『...チルットか』
チルット『ルリリさん連れてきました』
アブソル『...ルリリを連れてきてどうする?』
ルリリ『あ、あのですね。さっきこんな手紙が来てて』
ズバット『手紙?』

『お金はやっぱりいらない。代わりにお前の持っている秘伝技マシン「いあいぎり」をよこせ」

チリーン『秘伝技マシン?』
アブソル『...秘伝技マシンは秘伝技を覚えられる道具だ。秘伝技は普通の技と違った技だ。上手く説明は出来ないが』
ルリリ『秘伝技マシンは技を何回でも覚えさせる事が出来ます』
ズバット『マジかよ!?』

書き込み時刻2018-01-31 17:15:27

[913] センター

ルリリ『そして、秘伝技を覚えさせなくても、持っているだけでも技を発動させる事が可能です』
アブソル『...そんな事も出来るのか』
ルリリ『勿論、連続で使えるわけではありません。技を覚えさせないで発動させた場合は、1回発動させたら1時間ぐらいは発動する事は出来ません』
ズバット『だよなー。じゃないと強いよな』
チルット『秘伝技マシン自体貴重です。それを狙ったんですね』
ルリリ『ですが弟の為です。仕方ありません』
アブソル『...........』
チリーン『どうしました?アブソル君?』
アブソル『...いや、何でもない』

書き込み時刻2018-01-31 17:25:35

[914] センター

アブソル『...ところで、場所はどこなんだ?』
ルリリ『場所?...えーと、どこにも書いてないですね』
ズバット『え?何で書いてないんだ?』
ルリリ『わからないです』
チリーン『他に手紙は来ていたのですか?』
ルリリ『いえ、これだけでした』
ズバット『犯人は何がしたいんだ?』
アブソル『...「いあいぎり」が欲しい事はわかるがな』
ガサガサ

ズバット『誰だ!』
......
アブソル『...どうかしたのか?』
ズバット『いや、今ガサガサと音が聞こえたから』
アブソル『...........』

書き込み時刻2018-01-31 18:26:28

[915] センター

チルット『.....誰も居ないですね』
ズバット『空耳かな?』
アブソル『..........』
チリーン『考え事ですか?』
アブソル『........すまん、ボーっとしていた』
チリーン『.....本当ですか?』
アブソル『...本当だ』
チリーン『なら、いいのですが』

書き込み時刻2018-01-31 18:31:56

[916] センター

アブソル『...とりあえず、ルリリは自分の家に戻ってくれ。俺たちも基地に戻るぞ』
チルット『了解です』
ズバット『了解』
チリーン『かしこまりました』
...
探検隊基地。
ズバット『収穫なしかー』
チルット『いえ、犯人の目的はわかりましたよね』
ズバット『秘伝技マシンだっけか』
チルット『はい、きっと高く売るのでしょう』
アブソル『........』
ズバット『どうしたんだー?アブソル?さっきから口数少ないぞ、元からだけどよ』
アブソル『...何でもない』
ズバット『そうか、ならいいんだけど』

書き込み時刻2018-01-31 18:38:43

[917] センター

ルリリ『皆さーん!』
ズバット『え!?』
チルット『さっき戻ったはずじゃ』
ルリリ『はぁはぁ、家に戻ったらまた手紙があったんです!』
アブソル『...何?』
ルリリ『見てください!』

『取引場所は、闇の森だ。くれぐれもジバコイル保安官を呼ばない事。待っているぞ探検隊諸君』

ズバット『闇の森か、ここから少し遠いな』
アブソル『...そうだな』
.....何故、犯人は探検隊がいるって知っているんだろうか。
...他にも気になる事がある。

書き込み時刻2018-01-31 18:54:44

[918] センター

ズバット『どうやって、闇の森に行くかだな』
ルリリ『闇の森はどこにあるのでしょうか?』
アブソル『...知らないのか?』
ルリリ『ごめんなさい』
アブソル『...ここだ』
ルリリ『今の現在地はどこですか?』
ズバット『地図読めないのか』
ルリリ『はい。さらに方向音痴なので』
チルット『最初に依頼して来た時よくわかりましたね』
ルリリ『ペリッパーさんに会って教えて貰ってきたので』
ズバット『なるほど』

書き込み時刻2018-02-01 11:25:15

[919] センター

アブソル『...どういうルートで行く?』
ズバット『迂回して行くか、真っ直ぐ行くか』
チルット『時間はないと思うので真っ直ぐ行きましょう!』
チリーン『危険ではないでしょうか?。安全に行くなら迂回したルートが宜しいかと』
ズバット『4人いるし、分かれて行くのは』
アブソル『...それはダメだ』
ズバット『何でだ?』
アブソル『...人数が少なすぎる。万が一の時に対処出来ない』
ズバット『なるほど』

書き込み時刻2018-02-01 14:53:29

[920] センター

ルリリ『私も行っても大丈夫ですか?』
チルット『ダメですよ!危ないです』
チリーン『危険ですので』
ルリリ『私だけ待ってる事なんて出来ません!。お願いです。私も行かせて下さい!』
ズバット『.....覚悟はあるのか?』
ルリリ『え?覚悟ですか?』
ズバット『探検しながら、お前を守る事は出来ない。自分自身で守れる覚悟はあるか?』
ルリリ『........』
ズバット『こっちは遊びでやってる訳ではない。自分の身を自分で守れない奴は正直言って邪魔だ。仕事のな』
ルリリ『.....』
アブソル『...ルリリ』
ルリリ『は、はい!。...やっぱりダメですか?』
アブソル『...一緒に来るんだ』
ズバット『え!?』

書き込み時刻2018-02-01 15:03:17

[921] センター

ズバット『どういう事だよ!!』
アブソル『...仕事の邪魔とか言ってるけど、ルリリは依頼人だぞ?』
ズバット『....あ!』
チルット『依頼人の言うことは』
チリーン『絶対!。...ですね』
ズバット『でもよ』
アブソル『...依頼人を守りつつ、依頼をこなす、それが俺たちの仕事だ。勿論、人質の解放も成功してな』
チルット『依頼人を守りつつ、ダンジョンを進んで依頼をこなすのは、ゲームでもありますね!』
ズバット『ゲーム?何のことだ?』
...メタな発言は控えろ。

書き込み時刻2018-02-01 15:09:30

[922] センター

アブソル『...まあ、ズバットはルリリの事を心配して言ったんだろう』
ズバット『まあな』
チルット『回りくどい言い方しないでストレートに言えばいいじゃないですか!』
ズバット『うるせーな。それだと、あまり効果ないと思ったんだよ!』
チリーン『確かに心配なんだよ!と言われてもルリリさんなら心配は無用です!とか言いそうですね』
ルリリ『そうですね。そうやって言いますね』
ズバット『結果的に成功したのに、なんでそんな事言ったんだよ!』
アブソル『.......色々あるんだ』
ズバット『は?』

書き込み時刻2018-02-01 15:15:27

[923] センター

アブソル『...ルートだが、迂回していく事にした』
ズバット『理由は?』
アブソル『...安全に行くためだ』
チルット『真っ直ぐ行きましょうよ』
アブソル『...危険だ』
ルリリ『そうですよね。何があるかわからないですよね』
アブソル『...だから、出来るだけ安全な道を選ぶ』
ズバット『なるほどな』

書き込み時刻2018-02-03 19:50:09

[924] センター

ズバット『で、どういうルートだ?』
アブソル『...ここから南西の方角に闇の森がある』
チリーン『そうですね』
アブソル『...ルートは、最初は南の方角に向かってそこから、西に向かって動く』
チルット『ここから真っ直ぐ南西の方角に行けば平気です!』
ズバット『それだと迂回してないだろ』
アブソル『...ここから南に行くと赤砂の海岸がある』
チリーン『赤砂の海岸。B大陸のすべての海岸で唯一、砂が赤砂である海岸ですね』
チルット『周りは木々に囲まれていて他の海岸がないですよね』
チリーン『B大陸の観光スポットです』
ズバット『詳しいな』

書き込み時刻2018-02-03 23:22:23

[925] センター

アブソル『...その赤砂の海岸から西に歩いて、闇の森に向かう』
ルリリ『それがルートですか?』
アブソル『...そうだ』
チルット『よし!ついに初仕事です!。行きましょう』
アブソル『...出発は明日だ』
チルット『明日ですか...』
アブソル『...残念そうだな』
チルット『今からでもいいじゃないですか!』
ズバット『チルット。準備しねーと、色々と』
チルット『準備なんていらないです!』
チリーン『チルットさん。備えあれば憂いなしですよ』
チルット『わ、わかりましたよ』
アブソル『...では、各自準備をしてくれ。明日の朝にここに集合』

書き込み時刻2018-02-03 23:31:20

[926] センター

第11話。赤砂の海岸。
次の日。探検隊基地。
アブソル『...みんないるか?』
ズバット『ああ、全員いるぞ』
アブソル『...よし、じゃあ行くぞ』
チルット『ついに私達の初仕事です!』
ズバット『と言っても、アブソルは依頼の仕事ぐらいは何度もやった事はあるよな』
アブソル『...そうだが、今ここで言うことか?』
ズバット『そうだな』
チルット『私だけですか。初仕事なのは...』
チリーン『私とズバットさんも随分前に探検隊の仕事やった事がありますね』
チルット『...やっぱりですね』
ルリリ『い、いえ、私はないですよ!おあいこですね』
チルット『ルリリさん!。ありがとうございます!!』
ズバット『悲しんだり、喜んだり、忙しい奴だな』

書き込み時刻2018-02-07 16:25:21

[927] センター

チルット『赤砂の海岸まで後、どれぐらいですか?』
アブソル『...1時間ぐらいだ』
チルット『えへへ、楽しみです』
アブソル『...あくまで、目的は人質の解放だ』
チルット『わ、わかってますよ!』
ズバット『どーかな?』
チルット『ほ、ほんとですって!』
チリーン『初めてのお仕事と初めての探検に興奮しているんですよね?』
チルット『そうです!それです』
ズバット『ふーん。まあそう言うことにしとくか』

書き込み時刻2018-02-09 19:06:56

[928] センター

赤砂の海岸。
アブソル『...着いたぞ、ここが赤砂の海岸だ』
ズバット『本当に砂が赤いぜ』
チルット『だから、赤砂の海岸なんですよ!』
ルリリ『...綺麗』
チルット『ですよね!綺麗ですよね』
アブソル『...綺麗なのか?』
ズバット『少なくとも綺麗とは思わないな。だって色が赤色だぜ。なんか不気味』
チルット『わかってないですね。普通と違って赤色だから綺麗なんですよ』
ズバット『うーん。色が色々とあるなら綺麗だとは思うが赤一色だとな』
チルット『きっと、ズバットさんと私は分かり合えない存在なのですね』
...なんでそうなる。

書き込み時刻2018-02-09 19:12:04

[929] センター

ルリリ『この砂温かいですね』
ズバット『そりゃあ温かいだろ日差しが当たってるんだぜ』
ルリリ『...ここに日差しってあるんですか?』
ズバット『!?た、たしかに木々に囲まれて日差しが微妙に当たってない!』
チルット『海には日差しは当たってますけど、海岸には日差しが当たってないですね』
...それだけが原因でもなさそうだな。
普通の海岸の砂よりももっと温かい。
ズバット『な、なんでだ!?』

書き込み時刻2018-02-09 19:16:28

[930] センター

アブソル『...原因はわからないが、俺たちの目的はここを調査することではない』
チリーン『そうですね。今は仕事に専念しないと』
ズバット『アブソルの言う通りだな。急がないとダメだな』
チルット『なら、ドンドン進んで行きましょう!』
ルリリ『少しだけ休ませてもらってもよろしいですか?』
チルット『ダメですよ!行かないと』
ルリリ『ごめんなさい』
アブソル『...仕方ない、1時間休憩だ』
ルリリ『ありがとうございます』
ズバット『........』
チルット『........』

書き込み時刻2018-02-09 19:22:58

[931] センター

休憩中。
アブソル『...チリーンは何をしているんだ?』
チリーン『私はこの赤砂を少し持って行こうと思ってるんです』
アブソル『...どうしてだ?』
チリーン『気になるんです。この砂が』
アブソル『...一体なんなんだろうなこの砂』
チリーン『なんでしょうね』
...この砂に何か仕掛けでもあるのか?。
アブソルは赤い砂を手に取った。

書き込み時刻2018-02-09 19:31:08

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