マンダストーリー

[1] 竜使い◆8/rJfUc/Sc

雑談掲示板でお世話になっている、竜使いです。
今回は小説を書いてみようと思ったので、ここに書き込んだ次第です。
この小説は人間がいないポケモンだけが住む世界が舞台となります。ただし、ポケダンの世界とは少し異なります。
ストーリーが目茶苦茶、文章も目茶苦茶、タイトルのセンスも無いですがよろしくお願いしますm(__)m


では、早速スタート!

Chapter0 プロローグ
ここはとある村。しかし、村の様子がおかしい。
昼間だというのにまるで誰も居ないかの様に静かなのだ。

「ククッ、この近辺のポケモン達も我が悪夢にうなされているようだな…」

その黒い影はそう呟く。

「そこまでだ!」

突如何者かが黒い影に向かって叫ぶ。

「私達が出掛けている間に村の皆に何をしたの!?」

「まだ村人がいたとはな…私が悪夢を見せてやったのだ」

「悪夢?じゃああなたが…」

「そうだ。だから―」

そう言うと黒い影は腕から技を繰り出す。

「次はお前達の番だ!」

しかし、それは見えない障壁に弾かれてしまう。

「この技を弾くその壁…『神秘の守り』か…」

「そう。最近あなたがあちこちで悪夢を見せてるって聞いたから習得しておいたのよ」

と、自慢げに語るポケモン。このポケモンはチルタリスと呼ばれている。

「流石私の親友ね。冴えてるわ!」

「よくも俺達の村で好き勝手してくれたな。覚悟しろ!」

「そーだそーだ!」

と、言うポケモン。このポケモン達はボーマンダとタツベイと呼ばれている。どうやらこのボーマンダとタツベイは一組の夫婦とその子供らしい。

「チッ…用意周到な奴だ。しかし安心した…全員ドラゴンタイプなら、これで片付く」

そう言うとそのポケモンは水色の光線、『冷凍ビーム』を彼らに向けて放つ。
次の瞬間、チルタリスとボーマンダ2匹は倒されていて、立っているのはタツベイだけになった。

「小僧、お前の番だ…!」


以上がプロローグです。この後がどうなったかは、この先明かされるはずです←

書き込み時刻2012-03-30 23:37:19

[130] 劉雅

はい。こちらこそ!
カイリューが鍵になるなんて驚きました(◎o◎)
それと、ボーマンダ達がどうなったか気になります\(☆o☆)/
グレイシア達も気になりますが…(-.-;)

書き込み時刻2013-02-18 13:57:42

[131] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

劉雅さん
ボーマンダはこれから触れていくので楽しみにしていて下さいね^^


では更新!




『逆鱗』の反動で動けなくなったカイリューをカゲボウズは『サイコキネシス』を使って、山の上の村にあるカイリューの店―『海竜軒』まで運んでいった。

カゲボウズ「もう!ボロボロじゃない!いい加減にして下さいよ!」

カイリュー「いや〜ごめんごめん、ちょっとやり過ぎちゃったよ〜」

カゲボウズ「大事な森まで目茶苦茶にして!ホントに…」

カイリュー「でもあの子が助かったと思えばいいじゃないか」

カイリューはそう言ってグレイシアの方をちらっと見る。

カゲボウズ「まあ…そうですけど…」

グレイシア「あ〜はい…ありがとうございます…」

フリーザー「………」

二匹の言い合いを前にオーロラランド組も返事に困ってしまう。

カイリュー「ねっ、ねっ!ほら、あの子も感謝してるよ!僕良いことしたんだからね!」

カゲボウズ「も〜分かりましたよ!仕方ないですね〜」

カイリューのあまりの天然さにカゲボウズも困ってしまい、ついに折れてしまった。

フリーザー「すまないが、ちょっといいか?」

カイリュー「あ、はい。なになに?」

フリーザー「確かあなたは雲の国の入口を管理していると聞いたが…」

カイリュー「うん、やっているよ」

フリーザー「ならば何故ラーメン屋を…」

カイリュー「あ〜それね。実はラーメン屋は副業なんだ。雲の国に行こうとするポケモンに無理矢理…じゃなくておいしくラーメンを食べてもらおうってわけ」

グレイシア「無理矢理って…あ、で、雲の国の入口ってどういうこと?」

フリーザー「ん?知らないのか。雲の国はその名の通り雲の上にあるのだよ」

カゲボウズ「そうです。なのでこの村に雲の上にテレポートする施設を造って陸から雲の上に行けるようにしているんですよ」

カイリュー「で、僕達が雲の国に怪しい奴が入らないか見はっているんだよ」

書き込み時刻2013-02-19 01:24:37

[132] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

フリーザー「して、そのテレポートとやらはどこでできるのだ?」

カイリュー「ああ、あそこにあるワープパネルに乗れば一瞬で雲の上まで行けるんだよ!」

カイリューはそう言って店の奥を指差す。そこには柵に囲まれた白い光を発している床がある。

グレイシア「すごい、あれが入口なの…」

フリーザー「どういう原理なのだこれは?」

オーロラランドの二匹は初めて見るワープパネルに驚きを隠せないようだ。

カイリュー「ルナトーンやソルロックのサイコパワーで飛ばしているらしいんだけど、詳しくは僕もわからないんだ♪」

グレイシア「そ、そうなんだ…」

この場にボーマンダがいれば、間違いなく「番人なのに仕組みを知らないのかよ!」とツッコミを入れていただろうが、ツッコミ役不在のこの状況ではカイリューにツッコミを入れるポケモンはいない。

フリーザー「うむ、なんともあれ雲の国に行けるようでよかったな。では私はそろそろ流氷の村に戻るぞ」

グレイシア「え?なんで?」

フリーザー「こっちも気掛かりだが、それ以上に村の方が気掛かりだからな。すまないがカイリュー殿、グレイシアを頼む!」

カイリュー「え、あ…良いけど…行っちゃった…」

カイリューが返事をする前にフリーザーは遥か空の彼方へと飛んで行ってしまっていた。

グレイシア「よし、じゃあ早速四天王だっけ?に会いに行こう!」

カイリュー「ちょっと待った!ワープパネルを使うなら通行料代わりにラーメンを注文してもらうよ」

ワープパネルの前にカイリューが立ち塞がる。

グレイシア「そんな、急いでいるのに…」

カイリュー「まあまあ、急いては事をし損じるっていうからさ。ゆっくりして行きなよ〜
…それに、四天王に何か用があるみたいだけど、それについても話を聞きたいからね」

書き込み時刻2013-02-19 01:25:22

[133] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

グレイシアは『海竜軒』のカウンターでラーメンが出されるのを待っていた。

カイリュー「はい、味噌ラーメンできたよ♪」

グレイシア「あ、どうも。いただきま〜す」

グレイシアは前に出された味噌ラーメンをガツガツ食べ始める。

カイリュー「それで、雲の国四天王に用があるみたいだけど、どうしたの?」

グレイシア「え?ああ、実は今大変な事になってて…
四天王のボーマンダって知ってる?」

カイリュー「え?ボーマンダだって!?」

突然出てきたその名前にカイリューは驚きを隠せないようだ。

グレイシア「ボーマンダのこと知ってるの?」

カイリュー「知ってるもなにも、僕の友達だよ!何かヤバいってことは分かったよ!
すぐにレックウザ様に知らせないと!雲海の塔に行くよ!」

今までの状況とグレイシアの言葉からだいたいの状況を察したカイリューは、雲の上に行く準備を始める。

カイリュー「君も行くよ!早くこっちに来て!」

グレイシア「あ、うん…!ごちそうさま!」

カイリューがワープパネルの上に乗り、グレイシアもそれに続いてワープパネルに乗る。

カイリュー「ってな訳だから、店番頼むよカゲボウズ!」

カゲボウズ「ちょっとカイリューさん!…もう、また行っちゃったわ…」

ワープパネルに乗ったカイリューとグレイシアは、次の瞬間には姿が消えていた。

書き込み時刻2013-02-19 01:26:15

[134] コーラル

お久しぶりです!
遅ればせながら、100レス突破おめでとうございます!(^∀^)

カイリューが面白いです(^-^) いいキャラしてますね!^^

書き込み時刻2013-02-20 22:46:35

[135] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

コーラルさん
気付けば100レス越えていましたね(笑)
ここまでこれたのも皆さんのおかげです。ありがとうございますm(__)m
カイリューはマンダと組み合わせがいがありそうなキャラにしてみました←

書き込み時刻2013-03-04 23:26:39

[136] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

久々の更新!




雲の国―文字通り雲の上に街があり、その中央には巨大な雲の搭がそびえ立っている。
その街の入り口にあるワープパネルの上にカイリューとグレイシアは姿を現す。

グレイシア「すごい…ここが雲の上か〜。でもなんで雲の上に乗れるの?」

カイリュー「この雲はレックウザ様の力のおかげで上にポケモンが住める様になったって言われているんだよ〜」

グレイシア「さっきからレックウザレックウザ言ってるけど、レックウザって誰なの?」

カイリュー「え、知らないの?この国を治める僕らの王様のことだよ〜」

グレイシア「王様!?」

カイリュー「『雲の国四天王』は言わばレックウザ様の腹心だからね。ボーマンダに何かあったならレックウザ様に報告するのが手っ取り早いと思うよ」

グレイシア「さっき雲海の搭に行くって言ってたけど、雲海の搭ってどこにあるの?」

カイリュー「あれだよ!」

カイリューが指差した方向には大きな積乱雲の様な雲の搭が見える。

グレイシア「うわ〜大きい!あそこにレックウザがいるの?」

カイリュー「そうだよ。急ごう!」

二匹は大きな積乱雲を目指して一直線に駆けていく。

雲海の搭の入り口は二匹の門番によって守られている。

「いや〜今日も平和だねぇ。こうも平和だと暇で暇で仕方ない。おいハッサム、将棋でもやろうぜ」

このポケモンはレディアン。赤い体に黒い斑点の模様が特徴のテントウムシの様なポケモンである。

ハッサム「レディアン、門番なる者いつ何時も気を抜くなと言っているだろう。気を抜いた時が一番危ないのだぞ。
それに、お前は拙者に将棋で一度も勝ったことがないだろう。勝敗など最初から見えている」

将棋に誘われたポケモンはハッサム。赤い鋼のボディを持つ虫ポケモンで、両手には大きなハサミを持っている。

レディアン「まあまあ、そう言うなって。実際のところここ数年平和で何もないじゃ…」

「お〜い!レディアン、ハッサム!そこ通して!」

突如彼らの目にこちらへ全力疾走してくるカイリューとグレイシアの姿が目に入る。
普段雲の上にはいないはずのカイリューと見たことがないポケモンが慌てている様子を見て、門番達の頭に嫌な予感が過ぎる。

書き込み時刻2013-03-04 23:49:25

[137] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

ハッサム「むっ、カイリューではないか。そんなに慌ててどうしたのか?」

カイリュー「あ〜、そのことなんだけど、急いでレックウザ様に会いたいからとにかく通して!」

レディアン「そっちのポケモンは誰だよ?見かけない顔だけど」

グレイシア「え?私?
私はグレイシア、オーロラランドから来たのよ」

急ぎの用事、オーロラランド。この二つのことから門番達の嫌な予感は確信に変わった。

ハッサム「む…まさか、こんなに早く来るとはな…」

カイリュー「ん?どうしたの?」

ハッサム「いや、なんでもない。入ってもいいぞ」

レディアン「よし、じゃあオイラについてきてくれ」

レディアンに案内されて二匹は雲海の搭の中に消えていく。

雲海の搭の最上階は巨大な部屋となっていて、その部屋の奥は壇になっている。その壇の上にエメラルド色の伝説の龍―レックウザが鎮座して…いや、正確には浮かんでいると言ったほうが正しいか。

「レックウザ様!カイリューが何やらオーロラランドの者を連れて、至急レックウザ様に会いたいと申し上げておりますが、いかが致しましょうか?」

レックウザの部屋に太陽の様な姿をしたソルロックと呼ばれるポケモンが入ってきた。

レックウザ「ん?カイリューか…よし、通せ」

ソルロック「ルナトーン、二匹を中に」

カイリューとグレイシアがルナトーンと呼ばれるポケモンに連れられてレックウザの部屋に入ってくる。

レックウザ「カイリューよ、そんなに急いで何があったのだ?
それにそこの者はオーロラランドの者だと聞いたがどういうことだ?」

カイリュー「あ〜、そのことなんですけど、それはここのグレイシアが説明してくれるそうで…
なんせ急いでいたから僕も聞いてないんだよね〜」

レックウザ「ふむ、そうか。ならばグレイシアとやら、わけを話すがいい」

グレイシア「え…あ、はい!
え〜っと、ここ国の四天王にボーマンダっているじゃないですか。実は私、ボーマンダと会って一緒に行動していたんですけど…」

レックウザ「ほう、ボーマンダの知り合いだったか。して何が…?」

グレイシアはこれまでのいきさつをレックウザとカイリューに話し出す。

しばらくしてレックウザの部屋に残りの四天王が現れる。
グレイシアの話を聞き、事態を重く見たレックウザはすぐに四天王を召集したのだ。

プテラ「話を聞いたけどボーマンダの奴がピンチなんだって?」

フライゴン「すぐにボク達で助けにいこうよ!」

レックウザ「まだ話すことがあるから、まあ待つのだ」

トロピウス「あなたがグレイシアさんですね。よろしくお願いします…」

書き込み時刻2013-03-04 23:50:30

[138] レーヴァテイン

こんばんは^^
元ドラゴン使いさんですよね?
(間違いだったらすいませんm(__)m)

一年とちょっと前に、
雑談掲示板でアルス~亞恋と
名乗ってた者です。
HG・SS雑談のスレで
何度かお話したことがあったんですが
覚えていらっしゃるでしょうか?


最初から、
一気に全部読みました^^

話がわかりやすくて
文章も、
よく考えられてるなと思いました☆
個人的には、
ブースターのキャラが好きですねw
今後のストーリーが
とても楽しみです(*^^*)

更新、頑張って下さい(^o^)

長文、乱文、失礼しましたm(__)m

書き込み時刻2013-03-07 03:25:39

[139] 劉雅

久しぶりです
劉雅です。
グレイシアが無事に雲の国にたどり着いてなによりです
これから、どんな展開が待っているのか気になります\(☆o☆)/

書き込み時刻2013-03-08 16:53:44

[140] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

まずはコメ返しから…

レウ゛ァさん
チャットでもこの呼び方なので、こちらでもこれで行かせてもらいますね(笑)
お褒めの言葉、ありがとうございます^^
ブースターがいいですか。今後も出てくるかも知れないので注目ですね(笑)

劉雅さん
お久しぶりです^^
これから場面が変わっていくのでそっちも見て下さいね^^

書き込み時刻2013-03-14 10:38:29

[141] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

プテラ「話ってなんだよ!」

フライゴン「ボーマンダが大変なことになったんじゃないの?」

せっかちな二匹は窓を突き破って窓から外に飛び出さんとしている。

レックウザ「待て、それもあるのだが、もっと面倒な事が起きているのだ」

トロピウス「と、言いますと…?」

レックウザ「…ダークライが復活した、と言うことだ」

プテラ「だ、ダークライだってぇ!?」

ダークライの名前を聞き、四天王達は驚く。

フライゴン「でも…ダークライならボク達が倒したはずだよね?どうやって復活なんてしたの?」

レックウザ「どうやって復活したかはまだよく分かってないが、実際に活動しているのは確かなようだ。
それについてはここにいるグレイシアに聞くがよい」

フライゴンとプテラの視線がグレイシアに集中する。

フライゴン「この子がグレイシアか〜」

プテラ「で、ボーマンダはどうなったんだ!?早く教えろ!」

グレイシア「あ〜、はい…実は私、事情があって旅をしていたら偶然ボーマンダと知り合って…」

プテラ「くどい!もっと簡単に!」

トロピウス「まあまあ、プテラさん、この話は飛びながらでもゆっくり聞けばいいじゃないですか。」

レックウザ「いずれにせよ、今回の件にダークライが関わっているのは確かだ。気を引きしめて掛かるのだ!」

四天王達「はいっ!」

威勢のいい返事と共に四天王達は飛び立つ準備を始める。
それと同時にレックウザの向かい側にある壁が開き、外の空が視界に広がる。

グレイシア「すごい!壁が開くんだ!」

トロピウス「ここから私達やレックウザ様が飛び出せるようにこの最上階の壁は開く様になっているんです。
さあグレイシアさん、私の背中に乗って下さい」

グレイシアはトロピウスの大きな背中にちょこんと飛び乗る。

プテラ「行くぜ!」

四天王達が飛び出そうとしたその時…

書き込み時刻2013-03-14 11:34:16

[142] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

カイリュー「待って!」

カイリューが突然四天王を呼び止める。

プテラ「何の用だよ?カイリュー」

カイリュー「僕も行かせて!」

プテラ「いや、数が増えるのはありがたいが、お前には大事な役目があるだろ?」

カイリュー「カゲボウズには悪いけど、門番は彼女に任せるよ」

プテラ「…いいのか?
レックウザ様、どうします?」

レックウザ「…門番はカゲボウズと他のポケモンに任せる。行ってくるのだ、カイリュー!」

カイリュー「は〜い!
じゃあみんな行くよ〜!」

カイリューは真っ先に青い空へと飛び出していった。

プテラ「はぁ…じゃあ俺達も行くぞ!」

プテラ達もカイリューを追って雲海の塔を飛び出していった。



ソルロック「しかし、よかったのですか?
門番のカイリューまで行かせてしまって…」

レックウザ「門番の代役ならいくらでもいる。
ダークライ側にキュレムがついている以上、カイリューをそっちに行かせた方がよいからな」

その後、カゲボウズが散々愚痴をこぼしたのは言うまでも無い。

書き込み時刻2013-03-14 11:34:54

[143] 劉雅

みんなはボーマンダ達に追いつけるのか気になります\(☆o☆)/
ダークライ達の行動も気になります(◎o◎)

書き込み時刻2013-03-15 14:54:16

[144] T.T.

お久しぶりです! いつも楽しく読ませてもらってます!

ところで質問なんですが、雲の国のポケモンたちって救助隊の最終ダンジョン「天空の塔」に登場するザコ敵ですよね??
そして四天王は、このダンジョンの最上階に頻繁に出てくるポケモンがモデルでしょうか...?

自分ポケダン好きなのでつい^^;

もし違っていたらすみませんm(_ _)m

書き込み時刻2013-03-31 11:42:24

[145] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

1ヶ月半振りの更新…
まだ見てくれてる人はいるのかな…(^-^;


まずはコメント返しから

劉雅さん
毎度コメントありがとうございますm(__)m
これからボーマンダ&クレセリアサイドに場面が移りますが、カイリュー達の活躍にも期待していて下さいね(笑)


T.T.さん
お久しぶりです^^
正解です(笑)そこに気づいてくるとは…カイリュー以外全員天空の搭で出てくるポケモンですね。(笑)
そもそも雲の国自体が天空の搭をモチーフにしているので(笑)

書き込み時刻2013-05-04 00:13:18

[146] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

では更新!




場面は雷鳴の都へと移る。雷鳴の都に侵入しようとするサザンドラとブラックキュレムはライコウが作った巨大なシールドに行方を阻まれていた。

サザンドラ「むむ…やっぱただの壁じゃないな」

ラクライA「すげぇ…『竜の波動』が全然効いてねぇ」

ラクライB「当たり前だろ!なんたってライコウ様が作られた壁だぞ。お前らごときが破れるもんか!」

サザンドラ「それはやってみなきゃわからんな。今度は2匹で行くぞ」

Bキュレム「うむ」

サザンドラとブラックキュレムはもう一度『竜の波動』を繰り出す。サザンドラが3つ、ブラックキュレムが1つ、それぞれシールド目掛けて飛ばす。
シールドにぶつかった『竜の波動』は、『光の壁』に勢いと威力を削がれ、そのまま消滅してしまった。

デンリュウ「うん、こりゃ当分行けそうだな」

サザンドラ「…力任せにやっても壊せそうにないな。この壁の弱そうな場所を探すか」

とは言えシールドは雷鳴の都全体をすっぽりと覆っており、穴といった穴は見当たらない。

Bキュレム「上空から攻撃するのはどうだ?見たところ、この壁が纏っている電流は地上にいるこいつらが流しているようだが、ならばこいつらがいない上空は電流が弱め、つまり他と比べてガードが薄いと言えるのではないか?」

ブラックキュレムは壁の向こう側にいるデンリュウとラクライを指して言う。

サザンドラ「言われてみればそうかもしれないな。よし、上空から攻撃するか!」

サザンドラとブラックキュレムはぐんと高度を上げ雷鳴の都の上空にまで達する。

デンリュウ「あいつら何をするつもりだ!?」

ラクライB「上から攻撃するつもりなのでは?」

ラクライA「でも飛べるポケモンはそんなにいませんよ?これでは奴らに攻撃が届きませんよ…」

電気タイプで空を飛び回れるポケモンは少ない。それゆえサザンドラとブラックキュレムが上空に行くと、雷鳴の都の電気ポケモン達はサザンドラに攻撃できなくなってしまう。

「へっ、その心配ならいらねーよ!」

ラクライC「ロトム6(シックス)、ただいま呼んで参りました!」

雷鳴の都の中から、6つの影が飛び出してきた。

書き込み時刻2013-05-04 00:22:29

[147] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

ロトム6、その名の通りロトム6匹で構成されたエレキランドの戦闘部隊のことだ。ロトムとそのフォルムチェンジした5匹で組まれていて、実力はかなりのものだと言われている。
なお、●ト6とは何の関係もない。絶対に。

ノーマルロトム(以下Nロトム)「あの壁の外で飛んでるデカブツを倒せばいいんだな?」

デンリュウ「そうだ。あいつらが飛んでいくのを止めてくれ」

Nロトム「お安い御用だ。ウォッシュロトム(以下Wロトム)、フロストロトム(以下Fロトム)、あいつらを攻撃しろ!」

Wロトム「オッス!」

Fロトム「はいよ〜」

Wロトムはホースの部分から『ハイドロポンプ』を、Fロトムは冷蔵庫の扉の部分を開きそこから『吹雪』をサザンドラ達に向けて放つ。

Bキュレム「ハエ共が攻撃してきたぞ。どうする?」

サザンドラ「決まってる。弾き返す!」

サザンドラは身体全体から周囲に黒いオーラを放つ。
その黒いオーラ−『悪の波動』は強烈で、その威力で『ハイドロポンプ』と『吹雪』は掻き消されてしまった。

Bキュレム「所詮その程度か。これで壁ごと吹っ飛ばしてくれるわ!」

ブラックキュレムの目の前に青白い電気の塊が現れ、その塊に氷の粒が集まっていく。

Bキュレム「消えろ…『フリーz−」

ブラックキュレムが技を出そうとした瞬間、ブラックキュレム達は緑色の竜巻に巻き込まれてしまい技の発動に失敗してしまう。

カットロトム(以下Cロトム)「よし、『リーフストーム』が決まったぜ!」

サザンドラ「なんて威力だ…」

竜巻に乗った尖った葉っぱがブラックキュレム達を容赦無く襲う。

ヒートロトム(以下Hロトム)「まだまだ行くぞ!」

さらに追い討ちを掛けるように、Hロトムが『オーバーヒート』を『リーフストーム』にぶつける。
その強力な炎が『リーフストーム』の葉っぱに引火、風に煽られたのもあって葉っぱの竜巻はたちまち炎の竜巻と化した。

スピンロトム(以下Sロトム)「もういっちょ!」

最後にSロトムが『エアスラッシュ』を炎の竜巻に巻き込まれたブラックキュレム達にぶつける。

サザンドラ「ぐぐっ…」

Bキュレム「さすがにこれは辛いな」

炎の高熱で、すでにブラックキュレムを覆う氷の一部は溶け始めている。

デンリュウ「すげぇ、さすがはロトム6だ…」

ラクライA「これが最強の戦闘部隊の実力か…」

デンリュウ達はその実力に見入ってしまい、ただ呆然と見ているだけだった。

書き込み時刻2013-05-04 00:23:19

[148] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

炎の渦に包まれ身動きが取れなくなった2匹にロトム達は一気に畳み掛ける。

Nロトム「よし、あれをやるぞ!みんな集まれぇーっ!」

ノーマルロトムの号令で6匹のロトム達が集まる。

Nロトム「せーのっ!」

ノーマルロトムの合図と共に上空に雷雲が現れる。

Wロトム「行くぞ!」

Hロトム「『か」

Cロトム「み」

Fロトム「な」

Sロトム「り』!」

雷雲からロトム達の渾身の『雷』が放たれ、炎に包まれた2匹を襲う。
6体分の『雷』の威力は凄まじく、2匹を包む炎の渦を吹き飛ばし、下の地面まで焼き払ってしまった。

デンリュウ「これは…やった…のか?」

次の瞬間、エレキランドのポケモン達が見たのは、彼らの想像とは違う光景だった。

Bキュレム「あの『雷』の威力、なかなかのものだな。褒めてやろう!」

Hロトム「えっ?あっ、どーも」

Cロトム「お前、敵に褒められて喜んでどうすんだよ!」

Bキュレム「だが、今回はそれが仇となった。強すぎる力は何事もよく考えて使うものだな…」

ブラックキュレムは青白い電気のオーラに包まれている。おそらくさっきの『雷』のエネルギーを利用して『クロスサンダー』を発動させたのだろう。

Bキュレム「これでこの厄介な壁も破れそうだな」

ブラックキュレムは『雷』のエネルギーを利用して凄まじい威力になった『クロスサンダー』で壁に突っ込んでいく。
その瞬間そこにいたエレキランドのポケモン達はブラックキュレムの殺気を感じ、本能で身の危険を感じた。

デンリュウ「ぐ…このままだと…」

Nロトム「………」

殺気に怯え身動きが取れず攻撃もできないロトム達、そんな彼らをよそにブラックキュレムは『クロスサンダー』で壁に突っ込む。

ブラックキュレム「グオオオォォォ!!」

強烈な攻撃に壁はメリメリと悲鳴を上げるも、すぐに壊れるような気配はない。

Bキュレム「今度こそ壊してやろう」

再びブラックキュレムの目の前に青白い電気の塊が現れ、その塊に氷の粒が集まっていく。

Bキュレム「はぁっ!」

ゼロ距離で『フリーズボルト』が炸裂、壁は『クロスサンダー』と『フリーズボルト』の威力に耐え切れず、粉々に砕け散ってしまった。

Hロトム「ひぃぃぃぃぃ…」

すっかり腰(?)が抜けて動けなくなってしまったロトムとデンリュウ達を、巨大な影が覆いかぶさる…

…その数分後、宮殿に向かって飛んでいくブラックキュレムとサザンドラが逃げ惑う住民達に目撃された。

書き込み時刻2013-05-04 00:31:39

[149] 空色飛竜◆8/rJfUc/Sc

だいぶ間が空いたけど、まだ見てくれていた人達はいるかな…?^^;
リアルの方の事情で長い間更新できませんでしたが、一応ちゃんと生きています←
まだもう少し更新できそうにないですが、1ヶ月後をメドに更新を再開していこうと思っているのでよろしくお願いしますm(__)m

書き込み時刻2014-01-31 00:52:36

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