[1] うきゅあ
ポケダンみたいな感じです。
感動系にするつもりですが、そうなるとも限りません。
コメントしてくれると、嬉しくて泣きます←
2013-08-11 10:44:30
[2] うきゅあ
~1~
「……おーい。ねぇ、ねぇってばー」
「……うぅ」
体が痛い。私は目を開けてみる。
「……あ、起きた!」
そこには、『リオル』がいた。
そして、リオル(?)の家にいた。
「……うわぁ!?えええ!?ぽ、ポケモン!?何これ、夢!?」
焦る私を、リオル(?)は変な目で見ている。
「……何言ってるの?君こそポケモンじゃん……」
「へ?」
私は恐る恐る、手を見てみる。
「!?」
そして、近くにあった水で、自分の顔を見てみる。
「ええええええええええ!?え、エネコになってる!!」
「……?よく分からないけど、ここに居るのはみんな、ポケモンだよ?」
「!?」
リオル(?)の意外な発言に、私はビックリし、危うく水に顔を突っ込みそうになった。
「……それ、本当?」
「……うん。君、名前は?」
「……え、エネ」
「へぇ、エネっていうんだ。良い名前だね!ボクはリオ!」
「う、うん……」
私はとりあえず、自分は元々人間ということを伝えた。
「そ、そうなの!?人間だなんて……、ビックリだよ……!えっと、こういう時は、詳しい人に聞こう!」
そう言いリオは、外へ向かう。そして私は、リオの後ろをついていく。
2013-08-11 11:04:44
[3] うきゅあ
~1~ (2)
「……はぁ、はぁ。リオ走るの早すぎ」
「……ご、ごめん!と、とりあえずここはね、物知りなナマズンさんがいるんだ!」
「……へ、へぇ。とりあえずこれで私は人間に戻れるんだね」
がチャリと大きな扉を開く。
中は結構綺麗で、おしゃれだった。
「ほお、リオか。どうした?また石のことか?」
「それも知りたいけど……。あのね、ここにいるエネコ、元々人間だったって言ってるの」
ナマズンさんは、私を驚きの目で見ている。
「えっと」
そして、分厚い本を取りだし、パラパラとページをめくる。
「えっとな……ふぉ!?」
「ナマズンさん!?」
ナマズンは変な声を上げ、私たちを見つめ、遠慮した感じの声を出す。
「実は、そのエネコさん。もしかすると、この世に悪影響を及ぼすかもしれん……」
「えっ!?」
リオは私を見る。
「エ、エネは、そんなことしないよ」
「あのな、お主も知っているだろう。ここから遠く離れたところにも、同じようなヤツがいたんだよ」
「あぁ、確かにいたかも。でも彼らは、この世を救ったんじゃないの?英雄みたいになってるし」
「あぁ、そうなると良いんだがな……。どうもこのエネコさん、悪影響を及ぼす存在かもしれん」
私はただ、黙って聞いていた。うん、やっぱり傷つくな。
自分が悪影響を及ぼす存在だって、言われると。悲しいなぁ。
「まぁ、人間に戻ることは出来ん」
「……えええ!?このままで私、生きるの!?」
「……そうだな」
「ええええ……」
「……ありがとう、ナマズンさん」
「あぁ、悪影響を及ぼす可能性は20%くらいだから、気にするなよ」
「は~い……うう」
元に、戻れないのかぁ……、と私はトボトボリオの後をついていった。
2013-08-11 11:23:20
[4] うきゅあ
「眠たくないでしょ?」
「え、あ、うん……」
「ならさ、ボクの話、聞いてくれる?」
「?うん、いいよ」
焚き火の炎が、大きくなる。炎で、リオが赤く見えた。
「あのね、ボク。探検隊になりたいんだ。いろんなところを探検して、有名になって。かっこいいと思わない?」
「うん、良いと思うよ」
リオの目がキラキラ輝く。
「でもボク一人じゃ出来ないんだ。一人で探検隊になる勇気がなくて……。だからお願い!一緒に、探検隊にならない?」
「え……!?」
意外な誘いに、思わず驚いてしまった。
「……そうだなぁ、行くところもないしね。うん、良いよ!なろう」
「本当!?ありがとう……!」
嬉しさのあまりか、リオはポロポロと、泣き出してしまった。
「エネとボクなら、何だって出来るよ!頑張ろうね!」
「……うん!」
2013-08-17 19:56:48
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