[1]天空支配龍
【ポケダンスレ(2件目)】
このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください
08/12 18:59
[2594]黒樹蒼葉
団員A『奥様によれば酔っ払うだけで、あくまで害はないと聞きましたが……コリンク様の喧嘩相手とはいえ、あの量は少し
心配です。入りましょうか』
コリンク(入りますよ)
ーーとお人好しな部下の1匹が、扉を開けたその隙に、私は中に入り込みました。勿論、誰にも見えてはいません。
部下A『癒しの種と睡眠の種は……?』
ゴローン『大丈夫だ。奥様が持ってる。
大ごとにはならないだろうし、いざとなれば俺達が止めればいい。ただーー
冷静なこいつがどうして酒に走ったのかは
疑問だが』
そんな会話を耳に入れながら、私は2匹に
近づいていきます。……ですが。
母『……あなたは何故コリンクを庇ったの?
ーー土下座してまで』
その一言に、足の動きが止まりました。
08/12 09:33
[2595]黒樹蒼葉
コリンク(庇った……?私といつも衝突し合っているこの男が?そんな馬鹿な……)
母『レーさんは「両方とも」了承
したけれど、疑問に思っていたわ。まさか
スライディングで土下座をするなんて……』
グライオン『酔いのあまり感情が先走って
しまった行動でした。申し訳ありません。
理由ですが……あいつーーコリンクは過激
ながらも、ルクシオ様を慕っています。
そんな妹が万が一。万が一にも追い出されることで、彼に寂しい思いをさせたく無かったのです。それに……嫌がらせをされるのは、私1匹なので、何の問題もありません』
お母さんは、暫し考え込んで、問いました。
母『……技マシンを自分がもらうように頼んだのも、ルクシオのため?』
グライオン『はい。その方が、彼女がまた
何かよからぬ企てをしたとしても、力により封じられます。そして、先程棟梁様から
聞いた技の副作用による「地獄の苦しみ」
とやらも、ルクシオ様は味あわなくて済む』
多量に酒を飲んでいるにも関わらず、
やけに穏やかな彼の口調が、却って胸に
黒い雲を生みました。
08/12 20:19
[2596]黒樹蒼葉
曇り月の空の下、悲しそうな声で
言いました。
母『そんなに自分を犠牲にしなくて
いいのに……1回目の人質未遂の時だって、最初にレーさんに隠そうって
言ったのはグラくんじゃない』
コリンク(……ッ!?)
私の動揺など知る由もなく、彼は続けます。
グライオン『このくらいは当然です。これがルクシオ様の幸せに少しでも繋がるのなら』
母『……グラくん。わたしは……
あなたにも幸せになって欲しいのよ』
……間を風が、吹き抜けた気がしました。
グライオン『幸せ……?私はもう充分に
幸せですよ。ーー幸せなんです。ルクシオ様に……心を救っていただいたあの日から』
微笑とは裏腹にーー
その声は微かに震えていました。
08/12 21:30
[2597]黒樹蒼葉
◇センターさんに質問・ラスト
質問18・センターさんにとって、お気に入りのポケモンまたは、好きなポケモンは
いますか?
質問19・僕はいつも、ワニノコ達に、脳内で声優さんを設定して再生しているのですが、その声優さんの名前を載せても大丈夫でしょうか?キャラのイメージの一助になれば幸いですが、迷惑をかけたくないので……
ワニノコ『センターは声優に詳しくないって
前に書いてるだろ……』
質問20・今や2600レスを突破しそうですが、どんな気持ちですか?
質問21・小説を書いていて、最も楽しい
時はどんな時ですか?書き上げた時?
これで終了です。ありがとうございました!
ちなみに、センターさんの方は僕に質問は
ありますか?なんでも答えますので……
08/13 09:28
[2598]黒樹蒼葉
☆
母『それなら何故ーーお酒を飲んでいるの?
まるで、何かから逃れるように』
そう問いかけるお母さんは、普段とはまるで
別のポケモンでした。
……彼は答えません。隅に転がる未成年酒の
空瓶に、少し視線を向けるだけでした。
しかし。その数秒後ーー淡々と、己の過去を語り始めたのです。
08/13 19:04
[2599]センター
蒼葉さんこんばんは。
質問に答えます。
質問18...ミズゴロウですね。話に入れやすいので。色んなポケモンにも絡みやすい。積極的な要素。
ミズゴロウ『その割には出番少ないよな』
質問19.....特に問題無いですよ。詳しくは無いのであまり触れる事は出来ませんが.....。
質問20....もうそんなに行ったんだなぁって感じですね。ワニノコの記憶とかについて2000レスぐらいで判明出来ればなぁって思ってたら余裕で越してしまいました笑。
ワニノコ『これぞ計画性の無さ。構成力の無さ』
質問21....話を考えている時が好きですね。
ワニノコ『蒼葉さんの質問は書いている時の事を聞いているんだが?』
書いている時より考えている方が好きなんですよね。
ワニノコ『そうか......』
08/13 19:44
[2600]黒樹蒼葉
グライオン『ここに来る以前私にはーー父と母。そして、弟がいました。生きていれば、ルクシオ様と丁度同じ歳の弟です。私のことをよく慕ってくれていていました』
母『……』
グライオン『ある日、私と弟は些細なことで
喧嘩をしてしまい、自分の方はそのまま
家を出て行ってしまいました。一時の感情の昂りによるもので、その日の夜のうちに私は、来た道を戻り始めました。しかしーー
その直後でした。突然、地震が
やって来たのです』
08/13 20:03
[2601]センター
保安編第16話「新たなメンバー」
キュウコンが本部へ出張を命じられた次の日....。
ケッキング『キュウコンが.....。ギャロップの指示か。....何を企んでいるんだ』
エビワラー『それとこちらに新しくポケモンが配属されるみたいです』
ケッキング『ああ、それについてはジバコイルから聞いている3匹みたいだな』
エビワラー『え!?。そんなに入るんだですか?』
ケッキング『みたいだな。明日から来るみたいだ。.....それと今日からマルマインが謹慎が明けるが......』
エビワラー『来てないですね....』
ケッキング『ったく。仕事始めるぞ』
エビワラー『はい!』
08/13 21:14
[2602]センター
数時間後。
マルマインが入ってくる。
マルマイン『.........』
エビワラー『謹慎明けから遅刻かい?。いいご身分だね...』
嫌味ぽく言ってみる。
マルマイン『うるさい。.....悪を殲滅し損ねた.....』
エビワラー『........。次そんな事したら謹慎だけじゃすまないよ?』
マルマイン『そんなの俺の勝手だ。いちいち俺に言ってくるな。....あいつは?』
エビワラー『キュウコンなら今日から本部へ出張』
マルマイン『出張?』
エビワラー『暫くキュウコンはここに居ないから君にも頑張ってもらうよマルマイン』
マルマイン『..........』
エビワラー『それから明日から新しく配属されるポケモンがいるから仲良く....は厳しいか....』
マルマイン『わかっているなら聞くな』
08/13 21:21
[2603]黒樹蒼葉
グライオン『それこそ雷のような地響きの後に、大木は倒れ、川は茶色に濁って……
自分が死にものぐるいで着いた時には、
全てが無くなっていました。帰る家も、
迎えてくれる両親も。ーー弟と仲直りできる時間も』
俯きながら話す彼の姿は、何かを抑え込んでいるように見えました。
08/13 21:23