[1]天空支配龍
【ポケダンスレ(2件目)】
このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください
08/12 18:59
[2474]黒樹蒼葉
グライオン『例えどんな手を使おうと……ここから先には行かせない!』
マタツボミ『あ……あれ?どうして何事も無かったかのようにシリアスに
戻るのですか?』
グライオン『もう反応に困るギャグは放り込むなッ!!思い付きでボケさせては
本筋からどんどん逸れて行く……冗長にも程があるだろうッ!!』
コリンク『作者の魂からの叫びですね……ちなみに今回の過去編は
「盗賊団とその面々がいかにしてこうなったか」と「爆破隊の設立に関係
していたお母さんの遺言と人物」を掘り下げるものであって、「過剰なギャグ
要素」を盛り込む必要なんて一つもないのですが……』
グライオン『やはり彼(センター)に物語を短縮する方法を知りたいものだな。
……いや、それを聞く前にだ。俺が「それ」になればいいッ!』
コリンク『……ッ!?』
グライオン『俺は……シリアスブレイカーに抗う者……
ギャグブレイカーだッ!!!』
07/23 19:23
[2475]黒樹蒼葉
マタツボミ『……はい。では戻りますねー』
グライオン『……すまない。よくよく考えてみたら、これも結局ギャグ
っぽかった』
コリンク『あなたのことは嫌いですけれども、今やこの過去編内では貴重な
まともなキャラなんですからしっかりしてくださいね……
(あれ?何、さっきからあるこの違和感は……はッ!?お母さんがいない!?
さすがにギャグ描写が長すぎて別の場所に行ったのかしら。あの人一見
あんなキャラだけども、結構神出鬼没なのよね……まあ本当に馬鹿な人では
ないし、放っておいても大丈夫でしょう)……さてと。それでは……雪辱戦と
行きましょうか……ッ!!』
しかし、私は気づいていませんでした。
グライオン(作戦通りッ!!)
自身が先ほどから、彼の戦略に嵌っていたことに)
07/23 19:43
[2476]黒樹蒼葉
グライオン(と言っても……結構な綱渡りだったがな……アクシデントもあったし)
ー数分前ー
コリンク『ぐぅ……ッ』
マタツボミ『に、2匹まとめて……ッ
なんて力……ッ!』
母(グ、グラくん!?少しこれは乱暴じゃ
ないかしら……っ!?……え?紙?
走り書きで書かれてる……)
グライオン(俺はあの時、手を後ろでに
回し、隠し持っていた紙を奥様に渡した)
奥様。ルクシオ様が治療を望んでいるので、あの開かれた扉から、どうか物音を立てずに速やかに退出して頂けないでしょうか。
事情は後ほどお話致します。
母(この文字の掠れ具合……何か込み入った
ものがあるのか……いずれにしろ悠長に
考えている時間は無いわ)
レントラー母の しんそく!
07/23 23:05
[2477]黒樹蒼葉
これは後ほど知ったことですが、お母さんは
コリンクという種族にも関わらず、
「しんそく」がーーそれも恐ろしい精度の
ものが使えるそうです。グライオンが鍛錬に
より空を飛べるように「怪我人の元へ一刻も早く駆けつけたい」という思いがそれを可能にしたのだとか。
グライオン(流石だ。よし、これで安し)
コリンク『何よそのポーズは』
グライオン(ッ!?まずい……!!)
07/24 09:54
[2478]黒樹蒼葉
グライオン(うつ伏せにも関わらず「ポーズが分かる」ということは……視界の端にでもギリギリ見えているのか……ッ!?もし奥様が猛スピードで出て行くところを見られれば
、不自然に思われ感づかれるかもしれない)
……殆ど無意識での一瞬の思考。
グライオン(どうする……!?……そうだ
これだッ!!)
07/24 13:01
[2479]黒樹蒼葉
母(……待って?今度は後ろ手でそのまま
四角形を作ったわ。なにかのサインかしら?
……あっ!もしかしたら!)
グライオン『ああそうだ。(一か八かだ……伝わってくれ……ッ)』
母(四角形……視覚……「死角」?情報から考えて……2匹からの死角に移動すればいいの?)
グライオン『勝てないからとはいえこんな
陰湿な事で鬱憤を晴らそうとするとはな……(!良かった……!意思を読み取ってくれた
……!!俺も駄目押しに!)見下げた奴だ』
グライオンは 翼を広げ
レントラー母を隠した!
(あと少しだ。悟られるな……)
07/24 19:17
[2480]黒樹蒼葉
誤:グライオンは 翼を広げ
正:グライオンは 呆れたようなポーズを
取るふりをして 両翼を広げ レントラー母を
隠した!
ミズゴロウ『……さらにわかりにくくなって
ないか?』
ワニノコ『そもそもなんでこんな駆け引き
やってんだろうな』
07/24 22:23
[2481]黒樹蒼葉
レントラー母の しんそく!
母(よく分からないけれど早くルクシオの元へ行かなきゃ!2匹の様子はまた後で見に行きましょう。せめて仲良く喧嘩してほしいわ
……)
音無き雷が、扉を通り抜けて行った。
グライオン(気配が消えた……見事な技だ。15年以上保安から逃げ続けているのも
頷ける。さてと。これで作戦は7割方完了
したが……念の為まだ時間を稼いでおくか。
何せこいつはクレイジーブラコンだ。
大好きな兄を独り占めするならば、その兄を人質に取って俺を脅迫し無理矢理
遠ざけさせるという凶行すらも
やりかねない。事実一度それを実行しかけて
奥様に止められている。ルクシオ様が満身
創痍であることすらも、妹にとっては自らの野望の材料になり得るのだ)
07/24 23:29
[2482]黒樹蒼葉
ー廊下ー
ゴローン『……ふぅ。先ほどの爆弾発言でつい逃げ出してしまったが……やはりそれも
失礼だな……そろそろ戻るか』
後の爆破隊隊員A『とは言え……心を落ち着かせたいので、後でゴローン様自作のお酒を
貸していただけませんか……?』
後の爆破隊隊員B『おいおい……メンタル
弱すぎだろう』
※酒造は法に触れる可能性があるので、
法律をよく確認しましょう。
07/25 11:30
[2483]黒樹蒼葉
後の爆破隊隊員B『突然の注意喚起だな……というか我々の場合、盗賊団という時点で
法に触れるも何もないんだが』
ゴローン『……ともかく分かった。ついでに飲んだ感想も教えてくれると助かる。
今回のあれは自信作なんだ』
後の爆破隊隊員A『ありがとうございます』
ゴローン『よし、戻るぞ……ん?何だ
このけはい゛き゛ぁ゛ぁ゛ッ!!』
ガタッ!!
ゴローンは 突如数m吹き飛ばされ、
気絶した!
後の爆破隊隊員A・B
『ゴローン様ァッ!?』
AとBはドタドタとゴローンに駆け寄る。
母『あぁっ!?ぶつかっちゃった……!
ごめんねロンくん!』
※ロンくん……ゴローン
後の爆破隊隊員A(以下面倒なので隊員A)
『お……奥様ッ!?一体何を……お急ぎ
ですか!?』
母『そうなの!医務室に用があって……!』
後の爆破隊隊員B(以下隊員B)
『……そうですか。それではぶつからないようお気をつけて!(急な怪我人でも出たのだろう。邪魔してはいけない……!)
母『ありがとうね!後で謝るわ!』
レントラー母の しんそく!
廊下を韋駄天の如く駆け抜けて行った。
隊員B『(相変わらず音がしない……)
……さて、医務室に運ぶか』
隊員A『あ、ああ……』
07/25 14:04