[1]天空支配龍
【ポケダンスレ(2件目)】
このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください
08/12 18:59
[2424]黒樹蒼葉
◇補足
アメモースが取り付けている盗聴器は
特別製で、会話が特殊な電波に変換されて
おり、使用者のみ、取り付けた場所から
かなり離れた場所でも聞き取ることが
できます。
07/19 00:05
[2425]黒樹蒼葉
◇
アメモース『その死すらも……貴女の娘を
操るために利用して貰ったわ。悲しみで
空っぽになってた彼女に「蘇生石」という
アイテムをでっちあげて……その上で
「協力すればお母さんに会わせてあげる」と言ってね。泣きながら縋り付いて
来るんですもの!面白いほど隙だらけね!
笑いを堪えるのに必死だったわ!!』
数匹の敵を返り討ちにしながら、
誰にも明かすことのない種明かしをする。
アメモース『思い返せばこれまで……
30を超えるポケモンを操ったかしら。
そしてそれとほぼ同じ数のポケモンを
殺してきた。世間にはほとんど知られる
事無くね。全く……保安も無能だわ。
……エレキブルもそろそろ来る頃かしら。
これからも私の「暇つぶし」に……
末永く付き合ってね。みんな』
……悪魔は、静かに笑った。
07/19 11:27
[2426]黒樹蒼葉
誤:利用して貰ったわ 正:利用させて貰ったわ
問4 レントラー父はこの事実を
知っているのですか?
答4 知りませんでしたが、以前アメモースに協力を持ちかけられた際に、直感的に邪悪なものを感じ断っています。監獄島送りまで
後三日というタイミングで「誰かが殺した」
と勘付いてしまい、ショックのあまり
留置施設の中で暴れてしまいますが、
逃走防止のため鎖でぐるぐる巻きにされて
いたのですぐに取り押さえられています。
この件は、本部の掲示板の隅に載る
だけだったようです。
ワニノコ『なんて作者(蒼葉)だ。幸せな時期を書いておきながら、もうどうしようもないタイミングで気付かせるとか』
07/19 13:52
[2427]黒樹蒼葉
◇
ーーコリンク視点。
私が爆破隊を作った理由には、先述の通り
お兄様に褒めてもらうため、それに加えて
もう一つ。母親の存在が大きく
関わっているのです。
母は、傷付いていたり苦しむポケモンを
放っておけず、盗賊団の一員としては、
あまりにも異端な方でした。
まず盗むにしても、その地域のポケモンを
治療してから、ひっそりと盗みました。
重体、難病のポケモンに至っては盗賊行為を
行わないことすらありました。
次に異端だったのは、その治療の対象は
時には保安官にすら及んだことです。
コイル《何故タスケル……?》
母《目の前で死にそうなポケモンは、誰で
あっても助けたいの!だけど、わたし達の
ことは秘密にしてねぇ》
口約束で本当に大丈夫なのかとも思いましたが、何故か不思議と、その約束は
守られました。
07/19 19:41
[2428]黒樹蒼葉
◇
探検隊から傭兵まで、母は活動先で様々な ポケモンを助けました。そのことについて
決してひけらかしはしませんでしたが、
おそらく千匹を超えていると思います。
エレキブル《遭難しているところを助けて
くれて助かった。いつか機会があれば、仲間にいれてくれ》
母《あら〜。元傭兵さんが入ってくれると
頼もしいわねぇ》
エレキブル(こうして繋がりを築けば、
何らかの形でアメモース様の役に立つことも
あるだろう)
あまりに節操がないので、私は少し
不安でしたが……
07/19 19:53
[2429]黒樹蒼葉
話は変わって、当時の私はお兄様と一緒の
時間が少なくなっていました。10年間で
多くの団員が様々な事情で団を抜けて
しまったため、戦力の穴を埋めようとお父様が度々1対1で訓練を行うようになった
からです。その中で少しずつ確執も
あったのか、お兄様はお父様をいつしか
『クソ親父』と呼ぶようになっており、
私は心を痛めました。
母は私にとって、
お兄様に次ぐ心の拠り所でした。
07/19 20:54
[2430]黒樹蒼葉
誤:母は私にとって、
お兄様に次ぐ心の拠り所でした。
間違えてペーストしてしまったものです。
コリンク『ある意味盛大なネタバレですね』
07/19 20:57
[2431]黒樹蒼葉
そして、まるで更に私からお兄様を遠ざける
ように、後に「懐刀」と称するあの
ポケモンーーグライオンはやってきました。
間に入り込む赤の他人。受け入れられない
私はその日のうちに勝負を挑みました。
コリンク『恩があるだか何だか
知らないけれど……お兄様の側にいるのは
私よ。バトルしなさい』
……結果は惨敗。悔しくも、その実力は
私よりも数段上なのでした。
07/19 22:50
[2432]黒樹蒼葉
グライオン『両親を失った俺はルクシオ様に
救われ忠誠を誓った……故に敗北する訳にはいかないが、いい練習相手になりそうだな』
「練習相手」。私を敵としてすら見なしていないその言葉で、私の闘争心はますます
燃えあがったのです。
その後も、挑んでは負け……
グライオン『攻撃が軽いぞッ!』
挑んでは負け……
グライオン『複数で来ても無駄だぞッ!』
負け続ける日々が続き……
グライオン『今回で100連勝か……
どうだ。次回から負けたものは罰ゲームを
受けるというのはその方が
俺も緊張感が出る』
コリンク『望むところよ……今までの屈辱を
百倍にして返してやる……ッ!!』
結局、その次も負け、顔に落書きを
されてしまうのでした。
07/19 23:16
[2433]黒樹蒼葉
当然、苛立ちが募りましたが、夜は別でした。
~5年前~
母『洗濯物のバンダナが乾いたわよぉ~』
マタツボミ『おおっ!付け心地がさらさらですね!』
母と、私と、部下のマタツボミの3匹の女子会(?)のより、
嫌なことを全て忘れられたからです。
マタツボミ『あ!コリンク様!新しい色にされたんですか?
黒がとても似合ってますよ!』
母『うん!大人の女性みたいよぉ~!』
コリンク『え……!?大人の女性?私が!?
………………え、えへへ……』
当時の私はまだ12歳。こういう褒め言葉には弱く、
すぐに照れ笑いをしてしまいました。
母『あ、照れてる!可愛い!』
マタツボミ『可愛いです!』
母『あの時のレーさんにそっくりね!』
私は本当に小さかったので覚えていませんが、何でもお父様はかつて「大赤面」と呼ばれるほどに照れたことがあるらしいのです。お父様の中では黒歴史
らしく、撮った写真を処分されてしまったのが残念でなりません。
07/20 19:29