[1]天空支配龍
【ポケダンスレ(2件目)】
このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください
08/12 18:59
[2334]センター
クチート『こ、殺されたって......』
ゲンガー『師匠だけじゃない。「ニンゲン文字」を解読出来るポケモンは悉く殺されている』
ワニノコ『な、何故!?』
ゲンガー『さあな。だが、ニンゲン文字を解読されては困る事があるんだろうな』
クチート『だから解読出来るポケモンを殺しに....』
ゲンガー『恐らく....』
キルリア『え!?。ちょっと待ってよそれだとゲンガーも危険なんじゃ....』
ゲンガー『だろうな。だけど、覚悟の上だ』
クチート『.......古代遺跡にニンゲン文字があった。その古代遺跡には今まで誰も見つからずに隠されていた』
ゲンガー『たとえ、洞窟を見つけても遺跡の守護者のレジアイスがいる』
クチート『やっぱりニンゲン文字を守ろうして「隠していた」?』
ゲンガー『何者かがこの古代遺跡にニンゲン文字を遺した』
ミズゴロウ『なんで遺したんだ?』
クチート『何かを「伝えたかった」から?』
ミズゴロウ『何を?』
ゲンガー『「隠された真実」を』
06/24 23:31
[2335]黒樹蒼葉
レントラー父『私は知っているぞ。お前が
マタツボミに、ここ最近になって明らかに
異常な量の火薬を注文させていることを。
……一体何を企んでいる』
コリンク『お兄様の件が近づいているので、
そのために準備をしているだけです』
レントラー父『こんな量を使えば……
それこそ死人が出るぞ。どこぞのギルドか
……町でも吹き飛ばすつもりか』
コリンク『……必ずしもそうするわけでは
ありません』
レントラー父『……ならん。裏を返せば
「そうすること」もあり得る訳だろう』
コリンク『……そうですね』
レントラー父『何故だ……何故よりにも
よってお前がそんなことを……
忘れたというのか……母の遺言を……!』
06/24 23:35
[2336]センター
ワニノコ『「隠された真実」』
ミズゴロウ『ほー。面白くなってきた』
クチート『何が隠されたのかしら』
ワニノコ『それでその「ニンゲン文字」には何が書かれていたんだ?』
ゲンガー『.........聞きたいか?』
ワニノコ『当たり前だ。ここまで来たら気になる』
ゲンガー『わかった』
.....
かつて、この世界にはニンゲンという種族がいた....。
そのニンゲンという種族とポケモンは共に共存していた...。
....
ワニノコ『共存していた!?』
06/24 23:36
[2337]センター
ワニノコ『ポケモンとニンゲンが共にしていた...』
ピカチュウ『なるほどね....』
...
ニンゲンとポケモンはお互いに支え合い、パートナーの様な関係だった。
ポケモンをボールの中に入れてポケモン同士を戦わせていた。
ニンゲンはトレーナーと呼ばれポケモンに攻撃などの指示を出していた。
...
06/24 23:41
[2338]センター
ワニノコ『へぇ....ニンゲンとポケモンは一緒に戦ってたのか』
ミズゴロウ『今の話の何処に明るみにされてはいけないところがあるんだ?』
クチート『まだ続きがあるんでしょ?』
ゲンガー『ああ』
....
しかし、ある日を境にニンゲンは滅んだ。
....
ワニノコ『ええ!?』
...
ポケモン達がニンゲン達に反旗を翻しニンゲンを滅ぼした。
....
クチート『ええ!?』
ミズゴロウ『はぁ!?』
ピカチュウ『ぼ、僕達がニンゲンを滅ぼした......』
06/24 23:47
[2339]センター
蒼葉さんこんばんは。
レントラー父とコリンクsideの話を書いて頂きありがとうございます。
母の遺言.....。
一体どういうものでしょうか?。
話の流れからして、
爆破隊などの関係で母を亡くしたのでしょうか?。
〜エレキブルとアメモースsideについて〜
エレキブルが凄く苦労している感じが伝わります。
そして、アメモースのポンコツぷりが面白いですね。
本編の悪魔みたいな感じと違うので笑ってしまいます。
06/24 23:59
[2340]黒樹蒼葉
コリンク『……忘れるわけ……
ないじゃないですか……』
レントラー父『……ならば何故』
コリンク『私が爆破隊を作った理由は……
いずれ棟梁となるお兄様が、相手を支配するのに困らない力を作るため。それが一つ目
です。そしてもう一つは……
お母さんの時のような悲劇を……起こさない
ようにするためです』
レントラー父『……本末転倒だ』
コリンク『私には……あの遺言は
到底受け入れられません……
どうして……死の間際にまで……
「命を奪わないで」なんて……』
コリンクは泣き崩れる。
レントラー父(「お母さん」。その呼称が、
そのまま妻を表している)
《だ〜め。パパはともかく、わたしは
何も偉くないのよ。ママか、お母さんって
呼んで。ねっ?》
レントラー父(私とは正反対の性格だった)
06/25 19:17
[2341]黒樹蒼葉
〜レントラーが産まれる前〜
レントラー母『ねぇ、レーさん』
レントラー父『私のことはいつも棟梁と
呼べと言っているだろう』
レントラー母(以下母)『何だか他人行儀な
気がしてねぇ。もちろん、レーさんのことは
とってもとっても尊敬しているけれど……』
この通り。私の妻は、
型にはまらない人物だった。
レントラー父『はぁ……勝手にしろ。
……どうした?』
母『改めて、わたしと結婚してくれて、
ありがとうねぇ』
レントラー父『ここまでには色々と
あったが……私は後悔をしたことは一度も
無い。お前と過ごす時間は……
かけがえのないものだからな』
母『ありがと〜!それに……近いうちに
もっとチョベリグになるしねぇ』
レントラー父『!?』
母『アラフィフになっても、家族や盗賊団
みんなで幸せに過ごしたいわぁ〜』
レントラー父『!?!?』
06/25 23:05
[2342]黒樹蒼葉
レントラー父『……いきなり何を
言いだすんだ?』
母『?代々伝わる言葉なんでしょう?
「子供が大きくなる40代になっても」
「とてもいい家族でいましょう」っていう』
レントラー父『それはそうだが……』
母『わたしね。今がとってもとっても幸せ
だから……ず〜っと憶えておきたいし、
ず〜っと憶えていてほしいの。そんな時、
特徴的な言葉のほうが思い出しやすい
でしょう?あ、そうだ!レーさん、もしも
遠くで活動する時は……さっきの言葉を
わたしだと思って!』
『何とも……奇妙な形見のようだな。
いや死んではいないか』
『そうねぇ〜』
そう言って、にこにこと笑った。
06/26 20:52
[2343]黒樹蒼葉
レントラー父『しかし……その振る舞いを
見ていると……お前がD大陸一の医療学校を首席で卒業した秀才だということを忘れそうになるな……しかしそれで「相手の格」に
うるさい父に結婚を認めてもらえた訳だが……そのまま進んでいればギルドマスターのかかりつけ医を務めることも
あり得ただろうに』
そう零す私に。
母『あらあら。学歴や肩書きなんて何の意味もないのよ。大事なのは、「自分にとって
何が幸せか」ということなの。そして
わたしは……レーさんの側にいるのが
一番の幸せだったから……ねっ?』
こちらの方を見つめながら、
笑顔でそう言う。
レントラー父『……ありがとう』
未来の妻と過ごす私の心にはいつも、
温かいものが生まれていた。
06/26 22:09