[1]天空支配龍
【ポケダンスレ(2件目)】
このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください
08/12 18:59
[2244]センター
ワニノコ『他の道と言っても一本道だったけど何かあんのかな』
ミズゴロウ『可能性は無限大!。道が無ければ作ればいい!』
......シーン。
イーブイ『..........そ、そうですね.....』
ガーディー『イーブイ.....みんな静かになる中、気を遣ったんだな』
ワニノコ『ミズゴロウに対しては気を遣う必要性はないぞ。こういう奴は無視する方がダメージになるんだ』
イーブイ『な、なるほど。勉強になります!』
ミズゴロウ『おーい!。イーブイに何を教えてるのかな!?』
ワニノコ『「ミズゴロウへの接し方講座」』
チコリータ『良いわね。私も参加する』
ミズゴロウ『おーい!?』
キルリア『ミズゴロウの扱い方ってこんななの?』
ミズゴロウ『ち、違うぜ!?。もっとみんなが俺を敬う様な....』
チコリータ『あんたを敬う!?。そんな事は天地がひっくり返ってもありえないわね』
ミズゴロウ『なんでだよ!。毒舌!』
チコリータ『あんたにしか毒は吐かないの残念』
ミズゴロウ『ん?。俺だけ?。それって俺の事を特別扱いにしてるって事か!』
チコリータ『なんでそうなるのよ!』
レントラー『いや、その言い方はそう捉われる可能性はあると思うぞ....』
06/14 09:08
[2245]黒樹蒼葉
「ミズゴロウへの接し方講座」……
僕も参加してみたいですね。
すいません。もう一つ書かせて
いただきます。
◇ヒノアラシの役割・空気
ミズゴロウ『ヒノアラシ!ファイヤーズの
自伝前から欲しがってたろ。買ってきたぞ』
ヒノアラシ『えっ本当!?相当
貴重な本なのに……ありがとう!』
ミズゴロウ『ペリッパー配達で他の大陸から
取り寄せた甲斐があったぜ』
ヒノアラシ『思うんだけど……
ミズゴロウって僕には気遣い出来るよね。
みんなにもそうすればリーダーも夢じゃ
ないのに』
ミズゴロウ『みんなにも気を遣ってたら
気疲れしちまうだろ。それにさ。俺がお前の
チコリータのパートナーとしての役割を
奪っているところもあるからさ。何だか
悪いような気持ちになるんだよな』
ヒノアラシ『僕は気にしてないよ。二匹とも
案外お似合いだって感じだし』
ミズゴロウ『……お前って本当にいい奴
だよな。一回じっくりスポットを当てても
バチは当たらないんじゃないのか……?
何なら主人公でも』
ヒノアラシ『僕が主人公になっても地味な
だけだよ。何かキャラを付けないと』
ミズゴロウ『キャラ付けってどうすれば
いいんだ……?そうだ、あいつにあだ名で
呼んでもらうとか!そうだな。『ヒノくん』
とかどうだ?』
ヒノアラシ『えぇ……?恋愛ゲームじゃ
あるまいし』
ヒノアラシが不憫に感じたので
書きました(苦笑)
06/14 09:40
[2246]黒樹蒼葉
◇ヒノアラシの役割・空気?
ヒノアラシ『でも懐かしいな。昔はそう
呼んでたんだ』
ミズゴロウ『……え?あいつが?お前を?
『ヒノくん』って?』
ヒノアラシ『そのあだ名をやめたのは……
「昔の自分」と決別したかったんだろうね』
ミズゴロウ『どういうことだよ。
詳しく聞かせてくれ』
ヒノアラシ『うん。今じゃ想像付かない
だろうけど、昔のチコリータは気弱でね。
よくからかわれてたり……ひどい時には
いじめの対象にもなってたんだ』
ミズゴロウ『あの強気で(俺に対して)
毒舌なあいつが?』
『うん。それでいつも、僕が止めに入って
たんだけど、あの日、事件が起きてね』
すみません。続きます。
06/14 10:50
[2247]黒樹蒼葉
◇空気が動く時
水ポケモン『よおデレリータ!何で俺と
チームを組まないんだよ!水タイプの俺の
弱点をお前が補う!最高のチームだろ!?』
幼リータ『え……え……!?それは……』
幼アラシ『君に振り回される未来が見えてるからだよ。君に関して良い噂は聞かない。
大事な活動をサボって仲間に迷惑を
かけたり、強引にリーダーになった挙句
チームを崩壊させたり……それで誰も
組んでくれるポケモンがいなくてチコリータ
に目をつけたってところかな。彼女の性格上
強くは言われないだろうしね』
水ポケモン『何だと!?』
幼アラシ『それと、そのあだ名も止めて
くれるかな。この子は君にデレてなんか
いない。君が勝手にそう思い込んでいる
だけだ』
幼リータ『ヒノくん……』
水ポケモン『さっきから散々いいやがって!
大体お前、何でそんな大人しい奴といつも
一緒にいるんだよ!こいつが憧れてる
ファイヤーズと比べればゴミみたいに
弱いだろ!?』
幼リータ『や、止めて……ヒノくんのことを
そんな風に言わないで……』
水ポケモン『黙れよ!』
その時、そのポケモンはチコリータの頭の
葉っぱを引っ張ったんだ。
幼リータ『あぐっ……!いやぁ!
やめてぇっ……!』
その時僕の中で、何かが切れた。
幼アラシ『手を離せ!止めろよ……!』
06/14 11:31
[2248]黒樹蒼葉
◇空気の戦い
その手を払い、水ポケモンにあらん限りの力で突進する……しかし。
水ポケモン『……この野郎っ!』
幼アラシ『ぐあぁっ!!』
幼リータ『ヒノくん……!』
水ポケモン『体格では圧倒的に上なんだよ!
ハイドロポンプ!』
すぐに返り討ちにされてしまう。
水ポケモン『……俺はポジティブなんだ。
きっと今のは何かの聞き間違い……
だよなデレリータ?』
表面上は明るく見えるが、脅している…… そんな笑顔をチコリータに向ける。
幼リータ『う……うぁ……』
その笑顔は、今なお彼女の心に癒えない
トラウマを刻みつけることとなる。
幼アラシ『お前の相手は……僕だろ』
幼リータ『止めてヒノくん……!私が謝る
から……!またあんなのを喰らったら
死んじゃうよぉ……』
泣き叫ぶ彼女に、僕は言った。
幼アラシ『大、丈夫……下がってて
チコリータ……確かに僕は弱いけど……
それでも君は僕が守る……守るからね……』
空気にも……引けない戦いは、ある。
06/14 12:01
[2249]黒樹蒼葉
◇空気に
水ポケモン『……何か冷めたわ。ああ!
お望みどおり二度と誘わねーよ!』
ポケモンは10分くらい僕を一方的に
攻撃した後、去っていった。
幼リータ『ごめんね……!ごめんね
ヒノくん……!』
幼アラシ『大、丈夫……君が……無事で……
良かっ……た……』
霞む僕の視界に、泣きじゃくる彼女が映る。
死にかけはしたけれど、僕は大切な
幼馴染を守りきったんだ。
……暫くして。
幼リータ『ねえ……お願いがあるんだけど、
いいかな?』
幼アラシ『ん……?何だい?』
幼リータ『私がリーダーになっても、
いい……?』
幼アラシ『……それは、どうしてだい?』
幼リータ『今回こんなことになったのは、
私のせい……だから、リーダーになって
自分を変えたいの。あいつのようなポケモンがまた現れても、強気な態度で立ち向かえる
ように』
そう涙を浮かべる彼女の言葉に、僕が反対
する理由は無かった。
幼アラシ『……分かった。だけど
忘れないで』
しかし同時に、僕もある決意をした。
『僕はいつでも、君の味方だからね』
彼女を支える為、僕はーー空気に徹する。
06/14 12:32
[2250]黒樹蒼葉
◇空気は語る
ヒノアラシ『その日を境に、彼女はゆっくりと、本当にゆっくりと変わっていった。
今じゃほとんど別人だ。でも……今でも
ごくたまに、昔の一面を覗かせる事がある』
ミズゴロウ『……』
ヒノアラシ『……ごめんね、
急にこんな話をして』
ミズゴロウ『……お前ってやっぱりいい奴
だよ。それで……成る程。あいつの俺に
向けた態度の原因は……「昔のトラウマを
思い出させる」からってのもあるのか……』
ヒノアラシ『そうだね。それに、あの
水ポケモンの年齢も、丁度君くらいなんだ』
ミズゴロウ『……そうか』
ヒノアラシ『もちろん、彼女も心の奥底では
思ってるんだ。君はあのポケモンとは
違うって。仲良くできるのならしたいって。
君と本気で距離をとろうとはしないのがその
証拠さ。でも……』
ミズゴロウ『そう割り切れるものじゃ
無いよなあ。あまりにも酷似し過ぎてる』
ヒノアラシ『うん。でも……君は、そのまま
でいて欲しいんだ。変わってしまったら
意味がない』
ミズゴロウ『……え?』
ヒノアラシ『彼女がトラウマを乗り越えて、
ありのままの君と仲良くなることが僕の願い
なんだ。正直、僕のことは後回しでいい』
ミズゴロウ『……そうか。分かった』
ヒノアラシ『……まあ、こんな話をしてなんだけど、気にしなくていいから。
ただ、心の片隅に留めておいてくれると
嬉しい』
ミズゴロウ『ああ。話してくれて、
ありがとうな!』
ヒノアラシ『……うん!』
※この設定は非公式です。
06/14 14:20
[2251]黒樹蒼葉
◇おまけという名の補完
ミズゴロウ『あ、そうだ。あと一つだけ
聞いてもいいか?』
ヒノアラシ『なんだい?』
ミズゴロウ『例の水ポケモン……「水タイプの自分の弱点をチコリータが補えるって
いってたけれど……よくよく考えてみると
そんなことはどう考えても不可能
じゃないか?複合タイプとかだったのか?』
ヒノアラシ『そうだね。……と言いたい
ところだけど……単に作者(蒼葉)のミス
だね。致命的な』
ミズゴロウ『……嘘だろ?俺のことをいつも
散々いじっておいてそんなミスを犯すとか』
ヒノアラシ『だから、よく確認するべき
だったのに……』
ミズゴロウ『シリアスな雰囲気が
ぶち壊しだな』
番外編『僕の役割は空気』 完
06/14 14:38
[2252]センター
ヒノアラシにスポットライト当てて頂きありがとうございます。
ヒノアラシは何故空気!?。
まずタイプが炎タイプとガーディーと被り
一人称が「爆」とピカチュウと被ったりと、キャラが薄いんですよね。
ガーディーはワニノコと元々チーム組んでいた。
ピカチュウは副リーダーと更にリザードンギルドにも所属していたという設定があり。
チコリータと幼馴染みという設定ですが、最近チコリータ自体がミズゴロウとの絡みが多いという....。
それで空気キャラになりつつあるという事です。
ヒノアラシ『作者がしっかりとキャラを立ててくれたらこんな事にならないんだよ....』
ミズゴロウ『ある意味俺より扱いが酷いよな....』
06/14 16:15
[2253]黒樹蒼葉
ヒノアラシのエピソードを評価して
頂けて嬉しいです。センターさんがもしも
新たに設定を考えていたら申し訳ないと
思ったので、「非公式」としました。
あと、チコリータとミズゴロウの絡みを
楽しんでいるうちに、「そういえば、何故
チコリータはミズゴロウに毒を吐くの
だろう?」という疑問にたどり着き、
チコリータ『ヒノアラシ。危なくなったら
後ろに下がるのよ?』
ヒノアラシ『大丈夫。心配いらないよ!』
チコリータ『あんたにしか毒は吐かないの。残念』
などのセリフと併せて今回の話が生まれるに
至りました。やっぱりキャラクターの背景を
考えるのは楽しいですね。「未来への泡沫」
もこれくらい短くまとめられたら
良かったのになぁ……
06/14 18:04