[1]天空支配龍
【ポケダンスレ(2件目)】
このスレは、元々滝登りさんが開いていたスレなんですが、活動が停止してしまったので2件目を作りました。もしよかったら入ってみてください
08/12 18:59
[2125]センター
ワニノコ『それがお前だもんな。お前の明るさは武器だな。その明るさは時には誰かを救う』
ミズゴロウ『ははは!。どんな辛い事があっても明るさだけは失ってはいけないからな』
ワニノコ『流石だな』
ミズゴロウ『ははは!』
リオル『能天気だ。最悪のケースも頭に入れて置く必要もあると言うのに.....』
ミズゴロウ『最悪のケースとか考えるからダメなんだ。俺は平気だ!。大丈夫だ!。って思わないと体持たないぞ?』
リオル『それは賛同しないな。ある程度はそう言う事も頭の片隅に入れるべきだ』
ピカチュウ『どっちの言う事も間違ってはいないと思うよ。お互いの考え方が違うからこうなるだけだけど』
ワニノコ『まあ、相手の考え方もよく聞くべきだと思う』
レントラー『全て自分の考えが正しいって訳じゃないからな。他人のアドバイスには耳に入れるべきだ。何度言っても聞いてくれなかった奴もいたしな』
05/10 10:49
[2126]黒樹蒼葉
ミズゴロウとリオルの二匹は似た者同士
ですが、思考としては正反対なんですね。
むしろバランスが取れていていいんじゃない
でしょうか。二匹のチームも
見てみたいです。
◇
俺の知らないところでそんな事が……あいつ
にも悪いことをしたな……しかし。この手紙で理解した。
『イーブイ』
『?……何でしょうか』
『俺は……もうこの裏の技マシンを
使ってる』
『そうなんですか!?』
『ああ、あいつが一匹で依頼から帰って
きた夜、寝床の横に置いてあった。
「ごめん」という紙と一緒に』
『ミズゴロウさんもわだかまりを
抱えていたんですね』
『ああ』
05/10 16:25
[2127]黒樹蒼葉
『……ということは、ギルド爆破前には
もう?』
『ああ。だが、あくまでも「習得」
しただけだ。最初はとても弱かったし、
その後が怖かった。……その他色んな理由も
あって、実戦では到底使えなかったんだ』
『そうだったんですか……』
『だが今回なら、そうだな……六日あれば
十分戦えそうな気がする』
『頑張って下さい!応援してます!』
『……ありがとう。それじゃ』
今回身に付ける新技は、世界でただ一つ。
俺だけの技。その名は……
「明鏡止水」
05/10 16:40
[2128]黒樹蒼葉
とある洞窟の奥で、俺ーーミズゴロウの絶叫がこだましていた。無数の、大小様々な棘が
身体中に刺さるよう。身体を引きちぎられ、
捻じ切られるよう。生きたまま焼かれる
よう。身体をやすりでゆっくりと、ゆっくりと削られるよう。そんな、言葉で表現できる
ありとあらゆる痛みを全て凌駕する「何か」
が俺を襲っていた。どうか許してくれ。
いっそ殺してくれ。そう願う程の「何か」。
「地獄の苦しみ」といっても大したことは
ないだろうと、心のどこかで高を括って
いた。今まで世に出なかった筈だ。使用者が
現れなかった筈だ。狂うことが出来ればまだ
まし。いや、有り難く感じるーー
05/10 20:19
[2129]黒樹蒼葉
途中送信してしまいすみません。
◇
「この技」は――完成すれば間違いなく伝説級の威力だ。一度発動すれば
アメタマやフ―ディン、相性の悪いレントラーすらも一溜りもないだろう。
それは――目の前に開いたはるか後方まで続く穴が証明している。しかし……
『……あッ……ぐあッ……ひゅ――ッ……ひゅ――ッ……』
それ程の力を使うには当然代償を払う必要がある。それがこの、使用後三十分を
過ぎてなお続く苦痛だ。これでも大分ましになったほうだ。
05/11 11:35
[2130]黒樹蒼葉
だが……希望はある。それは
「成長速度」だ。俺のファンは言っていた。
最初は技の効果がとても微弱だと。事実、
習得して最初に使った時は、たいあたりにも
劣る威力だった。だがどうだ。今回で六回。
たった六回使っただけでもうハイドロポンプを凌ぐ威力にまで成長した。これもファンに聞いた事だが……成長速度には差があって、
数十回、時には何百回と使用しても大して
成長しないこともあるのだという。
それに比べたら、俺の成長速度はまさに奇跡といってもいいのではないか。
希望はある。希望はあるんだ。
05/11 16:56
[2131]黒樹蒼葉
こんばんはセンターさん。「未来への泡沫」についての質問なのですが、
こちらのオリジナルキャラクターは出してもいいでしょうか
(ミズゴロウのファンとして出している時点で手遅れですが)
あくまでもウォーターズの2匹をメインとして進めていくつもりなので、
こちら側のキャラクターがあまり出てくるのもどうかと思いまして……
変な質問をしてしまいすみません。
05/11 22:28
[2132]センター
こんばんは蒼葉さん。
オリジナルキャラクターですか。
まず、こちら側のキャラクターとは以前に蒼葉さんが設定を載せていたポケモンの事でしょうか?。
ポケモンであれば特に問題はないと思います。
オリジナルキャラクターを出すかどうかは蒼葉さんにお任せします。
05/12 20:16
[2133]黒樹蒼葉
ありがとうございます。
それでは、引き続き(?)
お邪魔させて頂きます。
05/12 22:12
[2134]黒樹蒼葉
『……ぜぇ……ぜぇ……ひゅーーッ……』
ただ……やっぱり一回毎に「これ」が来ると思うと……来るものがあるな……俺の心に
決して小さくない不安がよぎったその時。
『ミズゴロウさん!遅れてしまい
申し訳ありません!』
『あ、本当だ!いた!』
その声と共に、チコリータともう一匹の
ポケモンーームウマージが駆けてきた。
『いいや……大、丈夫だ……それより……
色々、用事……ありがとうな。
……チコ、リータ……お前、もか……』
喋るのもやっとだが、途切れ途切れの
声で返す。
『依頼の途中に偶然会ってね。この人が
あんたの所に行くっていうから、依頼を
ヒノアラシに任せて、案内してもらったの。それで、来てみたらここに……』
こいつはそこで言葉を切り、洞窟に空いた
大穴と、未だ起き上がれない俺を見た。
『それにしても……話には聞いてたけど、
あんたがこんな状態になるなんて、やっぱりとんでもないのね。この技。
……それであなたは木のみやタネを?』
はい。少しでも苦痛が和らげばと
思いまして。あくまでも効果は焼け石に水
だと思いますが……』
そういうファンの手には、大量の木のみや
タネが入った袋が握られていた。
『ありが……とうな。……うん。意外と……
ましになった……気がする……』
『それにしても意外ね。よりにもよって
あんたにファンがいたなんて』
『よりにも……よっては……余計だ……
そして』ここで俺は言葉を切り、
ーー俺史上最大級のにやにや顔を
向けてやる。
『どうだどうだ……出来ただろう!俺にも!
ファンが!いつもいっつも俺を散々きもい とかうざいとか言ってたけど?ねぇ、
今どんな気持ち?ねぇ、いまどんな
気持っ……グェッ……!』
勝ち誇った俺の顔に、ツルの乱舞が
飛んで来る。俺のファンーー
ミィ・ローレルは、ただ呆気に
とられていた。
05/16 16:50