[1]滅亡
【リレーSS】
物語を繋げよう。
ルール
オリキャラはOK
ポケモンのキャラクターは喋ってOK
殺ネタや下ネタは禁止
05/06 14:06
[2]イーブイ
???「行ってきまーす!」
???母「気を付けてn・・・」
最後まで言い終わらないうちに、ずどん。
???母「って、言った瞬間こけるのね・・・」
グレイシア「いってきます。。。」
???母「はい!頑張るのよー!ブースターのこと、よろしくねー!」
ブースター「子供じゃないし!現に、今から僕らはええと・・・」
グレイシア「会社でしょ、」
ブースター「・・に!行ってくるんだもん!しかも二人暮らしだもんね!」
グレイシア「そ、そのことは・・・//」
母「ほよいけ」
「「行ってきま~す!」」
08/08 21:58
[3]ゲマニ非住人
上げます
12/04 14:23
[4]スイーツ(笑)◆I8kRFqbI1c
ここは奇怪な生物である¨ポケモン¨が生息し、各地に散らばり住まう世界。現時点でポケモンの数は裕に700を越えている。悪いポケモンもいるし、良いポケモンもいる。
いろんなポケモンが生息するこの世界を主体に、今日は皆さんに一つの儚きお話をお聞かせしよう。
泣く子も増して泣く、感動のお話を。
「リオルー? リオルー! 起きなさーい!」
山奥にひっそりと孤立するように建てられている家の中に、一つの切羽詰まった声が響き渡った。
名指しの呼び掛けに、当人である者が反応を返すことはなく、呼び掛けた者が呆れを切らしたように、ドタドタと二階へ通じる階段を昇る。
階段を昇る音は他の家と比較しても大きな音量を持ち、家内全体に響いた。
「ん~……う、うわっ!?」
その尋常ではない音に気付いたのだろう、一匹のポケモンが目を覚ました。そのポケモンは、飛び上がると共に、その小さい体では抱えきれない程の恐怖感を、全身の至るところに沸き上がらせていた。
と、一匹の寝起きであるポケモンが、恐怖で体を震わせている最中に、
バダン!!
そのポケモンがいる部屋の扉が、小さな爆発でも起きたのかと近所に思わせる程の、振動と熱量、そして音と光が混ざった科学現象を引き起こしながら、開いた。
その光景を間近で、しかも特等席で見てしまった一匹のポケモンは、粉々になった扉を横目に、火炎が広がる部屋の中で、最高潮に達した恐怖を目の前にいるまた一匹のポケモンへ向けて露にしていた。
「や、や…やめ……」
さっき起きたばかりである小さなポケモンが、目の前の圧倒的威圧感を放つ恐怖の根源に向けて言葉を放とうとするも、その行為は見るも無惨なことに、¨恐怖感¨によって遮られる。
小さなポケモンが何かを言いたげにしている様子を見て、恐怖の根源は炎上する部屋の中を慣れきったような足取りで歩み進んでいく。
着々と距離を縮めていく恐怖の根源。それを眼前で見ている小さいポケモンは、失神寸前だった。
そして、両者の距離がすぐ側にまで近づいたその瞬間、
「……はァッ!!」
恐怖の根源が己の手を、光の速ささながら、測定不能であろう速度で動かした。その手は小さいポケモンの両肩を、カイリキーの馬鹿力よろしくガッシリと掴んだ。
そして、
「……リオル!! 今日は学校でしょう!? いつまで寝入ってるの!? 早く起きなさい!!」
爆音波とも取れる張り裂けそうな音量の声が、小さいポケモン、リオルの耳の中へと入っていった。
「ぇ……ぅ、うわァ!!」
リオルは、驚いていた。それは、目の前の恐怖の根源、誠の名を¨母¨、がもろに爆発と取れる科学現象を『扉を開けただけ』で起こしたことに関して驚いているわけでなく、自分の部屋が目を当てるところも無いほどに、真っ赤な炎で包まれていることでもない。
リオルは、いつもならこの状況下に陥った時に確実にされるであろう、¨きあいだめ¨からの¨はっけい¨が繰り出されないことに、多大なる疑念を抱いていた。
いつもであれば、リオルが寝坊し、学校への支度が間に合わなくなる時に、必ずと言ってもよいほどに、母親であるルカリオが自分の部屋に科学現象を巻き起こしながら侵入してきて、リオルを起こすために¨きあいだめ¨を積み、渾身の一撃となる¨はっけい¨を放つのだ。
今日はその一連の動作が無かった。リオルはそれに対して驚きの色を見せていたのだ。
「あ、あれ? 今日はあの必ず急所に当たる一致ジュエルはっけいはないの?」
「あぁ、それね。お母さん、もうその一連の動作止めようと思うの」
「え!! 止めてくれるの!?」
「うん。ここ数ヵ月間、夏休みで学校が休みだったでしょ? その期間中に考えてみたの。そして、気付いたの。気合いはっけいしなくても、軽く肩を叩をだけでリオルが起きるってことに」
「やっと気づいてくれたんだ!! よかった!! これでこれから寝るときにいちいちチョッキ着てハチマキを頭に巻かなくて済むんだね!! あっ、じゃあ毎日ベッドの横にオボンの実とラムの実を常備しなくてもいいんだ!!」
リオルは、喜びながらベッドを降りた。先程までの恐怖は、まるで元々そんな感情を抱いてなかったかのように、消え去っていた。
「あ、お母さん。炎が邪魔で歩けない」
「あ、そうね。忘れてたわ」
今、リオルの部屋は空き間無い炎で埋め尽くされている。そんな部屋の中を歩むことなど、まだ10歳にもなっていない子供には無理なことだ。
と、リオルに助けを求められたルカリオが、何やら力をため出した。ルカリオが力を溜めている最中も、炎はごおごおと燃え上がる。
と、
「……真空波ァ!!」
突如ルカリオの体内から不可視の何かが全方向に放たれた。それと同時に、部屋の中に強風が巻き起こった。
その強風に晒され、勢い良く燃え上がっていた炎は一瞬にして姿を眩ました。
「おお! やっぱお母さんは凄いね!! さすが第25次海底大戦から生還した誇り高き兵士だね!!」
「そんなに凄くはないわよ~」
ルカリオはやりきった顔で、それほどまんざらでもない様子を見せた。
と、鎮火して移動できるようになった部屋の中を、リオルが焦った様子で出ていった。
「やばい!! そういえば、今日学校だった!!」
焦りをそのまま声に出し、急いで階段を降りていく。
一階のリビングまで駆け足で降りたところで、リビングに飾ってある時計に目を向ける。時計は¨8時5分¨を指していた。
時計を見たリオルは、より強い焦りに襲われる。
リビングにあるテーブルの上には朝食が用意されていたが、リオルに朝食を食べる余裕や、軽い身支度をする時間はなく、テーブルの上には目もくれずに、玄関へと直行する。
玄関へとたどり着いたリオルは、隅に置かれている、学校用の道具などが入ってある鞄を持ち上げ、玄関の扉を開けた。
「あ、そうだ! お母さん、起こしてくれてありがとう!! じゃあ行ってきます!!」
リオルはそう言い残して、己の出せる力を全て酷使し、全速力で学校への道を走った。
「あっ、ちょっと! リオル!! 今日は晴れ時々流星群だから、元気の塊を持っていかなきゃ……って、行っちゃったか……。まぁ、よほど運が悪くなくちゃ披弾することはないだろうし、平気か」
こうして、リオルの夏休み明けの学校生活が始まろうとしていた。
また、ルカリオが光の速さに酷似している速度で胴体を動かしたことにより、銀河系に変化が生じ、数日後にこの世界がブラックホールに包まれてしまうことになるが、それに関しては特に取り上げるまでもない、些細な出来事であるため、気にする必要はない。
12/05 01:05