この記事には書き込めません
[1]T.T.
【突撃! ガーディ巡査】
どうも初めてスレを立てさせていただきました、T.T.です
今回のテーマは「ポケモン警察団」です。なお、この作品は人間や伝説・幻ポケモンは一切登場しません。
(ポケダンの世界ともまた違います)
駄文ですがどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m では早速設定紹介を↓
『フロータウン』
物語の舞台となる町。ところどころに水路があり、そこを水上タクシーやゴンドラに乗って移動していくという
水上都市。(モデルはベニス)
『フォーティチュード(FT)』
ポケモンの警察団。拠点となる交番は3つあり、それぞれ第一交番、第二交番、第三交番とがある。第一交番はごく通常の
交番で、第二交番は道場、そして第三交番は団長や警部などの地位が高いポケモンから構成されている。
フォーティチュードの主な仕事はフロータウンのパトロール、犯罪の防止・取締りなど。
『ガーディ巡査』
本作の主人公で、第一交番の新米巡査。かなりのめんどくさがりやで、パトロール中にはよく不祥事を起こしてしまう。
しかしその突進力はすさまじく、かなりワイルドなバトルスタイル。今は亡き偉大な元団長・"ウインディ"を父に持つ。
ちなみにいつも公園で野宿をしている。
『ザングース巡査』
第一交番の巡査。顔の迫力がすごいお巡りさんとして知られている。ガーディとは仲がよく、一日の仕事が終わると
よく町の公園で一緒にバスケをしたりする。
『シママ巡査』
第一交番の巡査。瞬発力はピカイチで、犯人の追跡が得意。
『ココドラ巡査』
第一交番の巡査で、ガーディとほぼ同期の新米。犯人や落し物の捜索、地理案内などのあらゆる面でその才能を発揮する。
警察団界の申し子とまで呼ばれる天才。
『フタチマル巡査部長』
第一交番の巡査部長であり、責任者。規律に厳しく、あまり言うことを聞かないガーディにはとことん指導する。また
FT 唯一の水ポケモンなので、町の水路で溺れたポケモンの救助で活躍している。
『ボスゴドラ団長』
FT の団長(地位が一番高い)であり、普段は第三交番で仕事をしている。ココドラを子に持つ、不屈の精神を具える
ポケモン。そのため住民からの信頼が厚い。このポケモンが若いころの上司・"ウインディ"の子であるガーディを一人前に
させようとしている。
10/14 09:00
[61]T.T.
またやってしまいましたm(_ _)m×2
1レス前の「絶交してやるよ!!!!」はウインディではなくボスゴドラの台詞でした....... 申し訳ないです
何かとミスが多いですが、なんだかんだでレス数がガモスの進化レベルに到達しちゃいましたね^^
では小説!
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その二~
360キロの体重を走らせたオレ様は、とりあえずいつもの場所で釣りをし始める。ええ?? それがどこかってェ?
ンなもん、街の港に決まってんだろーがボケェ。ウインディ団長と喧嘩してはとりあえず行ってみる、そんな思い出深い
場所ってこった。
ポチャ....
オレ様「(しっかし釣れねえなァ........。あー腹へった..........)」
グルルゥギュウ~
もう夕方だっつーのに、バケツの中は空っぽ。交番に戻って食いモンを恵んでもらうのはオレ様のプライドが許せねえ。
かと言って金は昨日ギャンブルで使い果たしちまったし、一銭も持ってねえわけだ?
オレ様「仕方ねえ。場所変えてみっか」
ウインディ「お~~いボスゴドラ~! 探したよ~!」
ん....何かが近づいてくるぞ? と思ったらさっきオレ様が痺れを切らした張本人、ウインディ団長じゃあねーか。
オレ様「................」(知らんふり)
ウインディ「先刻はごめん。タイヤキ論争の続きではないけれども、このタイヤキ、食べる?」
オレ様「! え........いいんスかあ!? さっきはあんだけひでーこと言ったっつーn」
ウインディ「そんなこと、どうでもいいじゃあないか。ハイ、頭の部分だ」
オレ様「ほんじゃあ遠慮なく......。!ってウメエ!!」
ウインディ「ハハ。それはよかった」
ウインディ団長はタイヤキを半分にし、オレ様にゃあ頭のほうを与え、自分は尻尾の部分を食う。
今思えば頭のほうがデカかったんだよなあ.......あっれて。本当に悪いことした。
そしてだな、ウインディ団長と食ったタイヤキは格別にうまかった。あの味は今でも忘れられねえぜ.....。
その後オレ様たちはすっかり勤務を忘れ、港でェ海面に映る夕日をぼんやり眺めてた。
ウインディ「なあボスゴドラ」
オレ様「.........何です?」
ウインディ「先日、君に子供ができたのだろう?」
オレ様「まあね。アンタの子に負けねえくらい、強靭なポケモンに育て上げてみせるっスよ!」
ウインディ「頼もしいね。同い年の僕の子供とは、いいライバルになりそうだ」
オレ様「ライバル! いいっスねェ~!」
普段はごつい顔のオレ様だが、そん時はァ満面の笑みを浮かべ........って、オメーら笑うなよ!(笑)
人がせっかく思い出に浸ってるっつーのに(汗)
まあそんくれェ夢中になって、オレ様たちゃあ大の大人2匹で語り合ったってことよ。
.......にしても今日はやけに豪華客船が多いなあ........。そいつに混じってェ帆船までも海にぷかぷか浮いて
やがんな........って、ん? そう思ったときだ。
オレ様「団長! あの帆船、こっちに向かって来てねえっスか!?」
ウインディ「本当だ。 .....! 誰か出てくる!」
06/10 17:53
[62]T.T.
今日は異常なほどテンションが高いので来ちゃいました(笑)
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その三~
クルリーン!
オレ様たちの目の前に止まりやがった小さめの帆船から、3匹のポケモンが華麗な着地を決めて登場しやがる。
マニューラ「やっとのことでフロータウンへ上陸したと思いきや.........目の前に"なんか"いるじゃないか!
もっと人目のない所に泊められなかったのかい!?」
エイパム・ドテッコツ「す、すィやせん姉貴......」
ウインディ「...........おい、何なんだ君たちは」
オレ様「正義のポケモン警察団の許可なしで、この街へ入れると思うなよおお!!」
なんせその3匹がいかにもガラの悪そうな連中だったんでよ、オレ様はとっ捕まえようとしたわけだ。しかしだな....
スパーン!
オレ様・ウインディ「!!」
マニューラ「アタイらは無法者の海賊さ。そんな道理が通用するとでも?」
オレ様とウインディ団長は姉貴と呼ばれるチビに腹を切りつけられ、後ろをとられちまう。
ウインディ「くっ....海賊.....? 陰湿な盗賊が、こんな大都会へ何の用だ?」
エイパム「一言で言うと」
ドテッコツ「"スチール・バースト"とかいう大砲はどこにある」
すちーる・ばーすと.......? なんか聞いたことがあるなァ。確かポケモン警察団の初代団長が街の護衛のため、
時計塔に封印したっつー伝説の兵器のことか.....
当時実物を見たこたァなかったオレ様はのん気にそう思ってたがあ、隣にいる団長はやけに驚いた表情だった。
マニューラ「アタイらはいずれ海という海を制覇してみせる。そのためには、大砲の力が必要なのさ!」
ウインディ「.....! そんなことはさせない。インファイt」
エイパム「猫だまし&とんぼ返り!」
パパ ァ ン
ウインディ「!............」(怯んで動けない)
マニューラ「話し合っても大砲は渡してくれなさそうだし、バトルで強行突破といこうかねえ」
先制攻撃を決めたチビ猿はすぐさま味方の所へ帰ってきやがる。ウインディ団長の攻撃はいつの間にか遮られてた。
オレ様「何だかよくわからねえが、こいつらァフルボッコにすりゃあいいんっスよね!? アイアンテ~....」
ピキーーーーーーーーーーーーーーーーーン .....
エイパム「今だよドテッコツ兄ちゃん! 積んじゃって!」
ドテッコツ「ビルドア~ップ!!」
チュッ
マッスル野郎は自分の筋肉にキスをし、もともとのマッスルボディに磨きをかけやがる。
オレ様「ルゥ!!!」
パ キ ッ !!
ドテッコツ「(にやり)」
オレ様渾身のアイアンテールはマッスル野郎にヒットするがあ、完璧に防御されちまう。こいつにゃあ流石のオレ様も
ビビッた。
ドテッコツ「行くぜ! ドレインパーンチ!!」
ゴ ォ オ .. !!!
ウインディ(まだ怯んで動けない)「(マズい、奴の攻撃力はビルドアップで上昇している....!)ボスゴドラーーー!!!!」
マニューラ「やってお終いドテッコツ!!」
オレ様「―――――――――――――ー――――!!!」
オレ様は腹をくくった。マッスル系ポケモンの格闘技ほど恐ろしいモンはねえと肌で感じてたからだ。
だがァ奴の拳がオレ様に届く寸前の出来事だ。
ミジュマル「水鉄砲!!」
エアームド「エアカッターしメァー↑ス!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドスコォォン!!!
全員「!」
ミジュマル「加勢に来ましたよ! お二人さん!」
07/04 17:45
[63]T.T.
また間が空いてしまいましたorz 無事完結できるのかなあこの小説....
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その四~
突如民家群の屋根の奥から滑空してきやがったムドーと、そいつの背中に乗ったミジュマル。部下たちの技はァ
マッスル野郎を牽制し、オレ様は助かったってわけよ。
エアームド「間に合ってよかったのでェ↓ なのでェ↓ よかったデェー↑ス!」
タタンッ ムドーたちは海賊共を囲うようにしてェ着地する。
ウインディ「君たち! どうしてここがわかった!?」
ミジュマル「いや....オレたちも団長が心配で、街中探してたんですよ」
エアームド「したらばァ↑ 先輩が変な奴らに襲われてたのでェ↓ 助けに来たってことザンス」
オレ様「くっ、不甲斐無ねェ.......!」
まさか部下に助けられるたあなァ......思いもしなかったぜ。
一方、オレ様ら4匹の様子を見てェ海賊共は戦闘態勢をくずしやがる。
ドテッコツ「..........どうしますぜ姉貴?」
エイパム「4匹まともに相手してたら分が悪いよ」
マニューラ「そうだねえ。ここは一旦...(ブツブツ)」
オレ様「おうおうおう何ごちゃごちゃやってんだ!!? ああん!!?」
ミジュマル「フッ、お前たちはもう包囲されていr」
エイパム・ドテッコツ・マニューラ「帰る!!」
クルリーン!
海賊共は超人的な月面返りでェオレ様の頭上を通過し、自分たちの帆船へ乗り込もうとしやがる。
ウインディ「! 逃がさないぞ海賊団.....! 神速!!]
エイパム「猫だまし&とんぼ返り!」
パ パァ ン !
ウインディ「.........(また、このコンボか.....!)」(怯んで動けない)
エイパム「へへん! バーカバーカ☆」
団長はすかさず追いかけようとするがあ、またしてもチビ猿に攻撃を封じられちまう。
ギ ギ ィ ....!!
まさに「神速」そのものだな....。海賊共を乗せた帆船は海上を悠々と進み始めやがる。まんまと逃げられちまった
ってこった。
ミジュマル「....! こうなったら、オレが海を泳いで奴らを追跡しますよ!」
ウインディ「いや、いい。ミジュマルは無理をするな」
オレ様「悔しいが、たかが巡査の一匹追いかけたところで何にもならねえよ....」
オレ様は渋々後ろを振り返る。すると奴らの仕業なのかあ、地面にゃあドクロマークが刻まれてた。
あのドクロマークの海賊団こそ、全ての悲劇の引き立て役だった。
07/31 12:29
[64]T.T.
過去編が思ったより長くなりそうです(笑)
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その五~
―迷いの森入口付近―
ガーディ「引き立て役....? どういうことっスかあ??」
ボスゴドラ「いや、オメェこの話のオチ知ってんだろ。何を今更...」
ガーディ「なんか遠い昔に聞かされた覚えがあるんですがあ、細かいトコまでは思い出せねえんスよ」
ボスゴドラ「遠い昔ってなァ....(笑) ....まあいい、続きに入っぞ」
―その夜・交番への帰り道ではだな―
ウインディ「なに......!? 君たちはあの"スチール・バースト"の威力を知らないのか!?」
ミジュマル「はい」
エアームド「名前と歴史しか」
オレ様「知らねえっスよ」
ウインディ団長は会話の途中、オレ様らの無知っぷりに驚愕しやがる。一体大砲がどうしたっていうんだよ....
ウインディ「一発放てば周囲のポケモンが一瞬にしてあの世行き。二発撃てば街を消せるほどの威力...だぞ!?」
全員「ハァ!!!?」
あん時、背筋が凍るほどビビッたのを今でも覚えてる。"スチール・バースト"のことなんて、オレ様がガキん時にィ
その歴史を勉強したぐれえだかんな。威力なんてェそん時までさっぱしわからんかった。
オレ様「ほ、ほんじゃああの海賊共が狙ってやがる"スチール・バースト"ってえ.....」
ウインディ「ああ。とてつもなく恐ろしい代物なのだよ.....!」
ミジュマル・エアームド「(ゴクリ)」
オレ様たちは団長の厳かな眼差しに恐怖さえ覚える。あの人は何かを物語っていたようだったな。
しばらく沈黙が続いてたがァ、暗がりの路地の角を曲がったあたりで団長がそいつを打ち切った。
ウインディ「もしあの海賊団に大砲を奪われてしまったら、街が崩壊してしまいかねない。そ・こ・でだ!
今から24時間体制で、"スチール・バースト"が封印されてある時計塔の警備を行おうと思う」
オレ様「警備...ですかあ?」
ウインディ団長が指示した内容はこんな感じだあ。まずオレ様、ムドー、ミジュの3匹で街の下水道の守りを固める。
大砲が封印されてある時計塔へは、下水道を通らねェと辿り着けねェかんな。その間ウインディ団長は一匹でェ
街の沿岸部分を見回り、海賊船が海から近づいてき次第、下水道にいるオレ様たちに連絡を入れるっつー寸法よ。
ウインディ「海賊団が再び攻め込んでくるなら、明日の時間帯のいずれかだと睨んでいる。では諸君の健闘を祈る!」
全員「は...はいっ!!」
オレ様たちは交番で支度したあとォしばしの仮眠をとり、気を引き締めて各々の持ち場へと向かう。
―一方その頃・フロータウンのある島の沖ではァ...―
マニューラ「................」
ザザー....ピピピ ザーザー...
エイパム「どうですかィマニューラの姉貴?」
ドテッコツ「うまく聞き取れやした!!!??」
マニューラ「おだまりドテッコツ! ..........ま、下水道を通過して時計塔へ......。必要な情報はゲット
できたんじゃないかねえ☆」
07/31 14:48
[65]T.T.
今日から8月ですね。さあこの書き込みペースは一体どこまで続くのか...(笑)
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その六~
―夜明け頃・フロータウンの下水道での場面だァ....
オレ様「.....あ~!! にしても暇だしここ臭えよ!!!」
ミジュマル「ってボスゴドラ警部!」
オレ様「ああん!?」
ミジュマル「あいつですよ!! あの野生のベトベター共がこっちに近づいt」
野生のベトベター×4「ベ......ベトォ~!!?」
ミジュマル「ぎィやあああああああ!!!? こっち来ないでェ~!!?」
汚染されて黒ずんだ水がオレ様たちの足元を静かに流れやがる。ぬるっとした感触がまた気持ち悪りィ。清らかな
水が流れる地上世界が「フロータウン」ならァ、こっちは「裏フロータウン」といったトコか。
んでもってェ下水道で警備することざっと数時間。どっから沸き出てきやがったのかァ、野生のベトベター共が
オレ様たちにくっついてきやがる。まァ怪しい海賊とかでねえからいいんだが.....
オレ様「ブハハハハハハハハハ。全くミジュは臆病な奴だあ。んな雑魚ベドロのたかだか3、4匹ぐれえで」
野生のベトベター×4「(カチン)(怒)へドロヲブァカニスルヌァ~!!!!」
オレ様「おわああ~~!!!?? 助けてええええええええええ~!!!!??」
ベ ト ~ ン
オレ様は見事にベトベター共にとりつかれちまった。鋼タイプだから意味ねえんだがあ、とてつもない悪臭だったな(笑)
毒ポケは馬鹿にするもんじゃねェよ........。
エアームド「(自分が一番ビビってるザンス)(汗)」
まァこうやってヘドロとの触れ合いタイムを過ごしてたわけだがあ、そっからまた数時間後、突然にして事は起こった。
住民A「きゃああーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
全員「!!!!」
オレ様「.....! 地上からだ!!! 行くぞオメェらあ!!!!」
ド タ ド タ ド タ ... !
オレ様たちは狂いに狂った悲鳴を聞きつけェ、血相変えて下水道の土管を登って地上へ出る。ベトベター×4にとりつかれた
ままのオレ様が、そこで見た光景たァ......。
ミジュマル「! 何この氷......!」
エアームド「そこのお嬢さん! お怪我はありませんかァー!?」
住民A「え、ええ....。それより....あ..あれ見てください!?」
もはや清らかな水が流れる場所ではなく、辺り一面の銀世界だった。周りの噴水やら水路も所々凍ってやがる。
一体どこのどいつがこんな真似を.....。
オレ様たちが睨みつけるようにして住民が指差した空を見るとだ。
エイパム・ドテッコツ・マニューラ「不意打ち成功♪」
オレ様「かっ、海賊....!!」
フワ フワ フワ .....
3匹のチビ共が、快晴の空からいくつもの風船を身につけたままァこっちへ向かって降下してきやがった。
08/01 11:57
[66]麦茶
麦茶です。
前からこの小説はご覧になっていますが、コメは初です。
ベトベター気持ち悪いwww
それよりスチールバーストの秘密が気になる。
08/28 17:13
[67]T.T.
初めまして。コメントありがとです!
せっかく読者様がいるというのに、更新できなくて申し訳ないですm(_ _)m
何分私の高校は学力競争が激しく、ほぼ毎日徹夜しないと簡単に落ちこぼれてしまう、とんでもない所なので…
正直もうこの小説は打ちきりかなーと
思ってたんですが、このコメントを見て気が変わりました。
去年みたくガツガツ書けそうにはありませんが、なるべく頑張ってみようと思います^^
09/04 23:00
[68]T.T.
では久々の更新です^^
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その七~
マニューラ「ふーーっ ...。ここが噂の下水道ってわけだねっと」
タタンッ またしてもオレ様たちの目の前の氷上にィ着地した3匹。どーやらこの銀世界もこいつらの仕業らしい.......
オレ様「....こりゃあ、まったく予想外なトコからのお出ましだなあ.....!」
エアームド「海賊なら海賊らしく海から来なさいよー!」
エイパム「あーあーあー。だーから不意打ちって言ってるでしょー!」
オレ様がパニくったのはァ、2つの理由からだ。まず自分たちが海賊と名乗りながら、上空から攻め込んできたこと。もし船で
来やがったのならァ、今頃沿岸部分を警備してるウインディ団長が連絡を入れてるかんな。
第二に、この下水道っつー場所を特定できたこと。奴らはスチール・バーストの在り処なんぞ知ってたのか.....?
マニューラ「盗聴器さ。昨日アタイがマッポのボスを斬り付けたとき、こっそり付けておいたのさ」
ミジュマル「! お前、ウインディ団長になんてことを......!」
マニューラ「そしたらそのボスが作戦をべらべら喋ってくれるもんだからねえ」
オレ様「.......!」
マニューラ「マッポさえ警戒しておけば、街に侵入することなんて容易y」
オレ様「小細工すんじゃねええええええええええええ!!!」
マニューラ「!(臭っ........)」
バ キ ィ ッ !!!
頭の火山が噴火したオレ様はァ、野生のベトベターがこびり付いてる拳でリーダー格を殴り倒す。自分の体がとんでもねえ悪臭を
放ってることも知らずにな。
オレ様「盗聴だの盗撮だの、オレ様はそーいう類が大嫌いだ!!! んなことしてェ、ポケモンとして恥ずかしくねえのかよ!!!?
ええ!!!?」
ドテッコツ「....(ベトベターまみれのおっさんに説教されてもなあ...)(笑)」
住民共「何だ何だ??」
「あれが噂のポケモン警察官、ボスゴドラ警部か」
「今盗賊を懲らしめてるトコらしいぞ、かっこえー!」
「でもなんか不潔じゃないか?」
ザワザワ
オレ様の怒号を聞きつけたのか、住民という名のヤジウマ共が銀世界に群がってきやがる。ったく鬱陶しい奴らだァ...。
マニューラ「クッ....。今の一撃、アタイら海賊への宣戦布告かい??」
ボスゴドラ「そいつァこっちの台詞だろうがボケェ...!! 大砲を渡す気はねえ!!!! ミジュ、ムドー、いくぞオメェーらあ!!!」
ゴ ォ ..... !
オレ様たち3匹が、海賊ども3匹に向かって一斉に殴りかかったときだあ。
マニューラ「ドテッコツ!」
パチーン!
ドテッコツ「アイよ! おうマッポ、姉貴のお顔を傷つけた罪は大きいぜ......馬鹿力!!!!」
オレ様・ミジュ・ムドー「!!!!」
ド ン ッ ! ! ! !
リーダー格が指鳴りをしたと同時にィ、その後ろから例のマッスル野郎が時間差で現れる。一瞬ガードが弱くなったオレ様ら3匹はァ
そいつの渾身のパワー攻撃をくらい、下水道へ通じる土管の中へぶっ飛ばされちまう。
強制的に下水道の中へ入れられたってわけだ。
―その頃・フロータウンの海岸では―
ザ..ザー.....
ウインディ「....(波の様子がやけに静かだ.........)」
ただ1匹、海岸に残ったウインディ団長はァ、牙で連絡器を動かしながら水平線の彼方を見渡してた。
ウインディ「(何か、嫌な予感がする。早くボスゴドラたちに連絡が通じればいいのだけれども....)」
09/06 22:08
[69]T.T.
あと1ヶ月ほどでポケモンXYが発売しますが、この小説は5世代までのポケモンだけで進めようと思います
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その八~
オレ様「うぐぐっ......。んだよあのマッスル野郎頭蓋骨カチ割る気か」
エアームド「んでもー↑でもー↑ 野生のベトベターが助けてくれたのでェ↓ なのでェ↓ 感謝しメァー↑ス!」
野生のベトベター×4「ベ...ベトゥ~!(デレ~)」
地上から悪臭漂う場所に突き落とされたわけだがあ、オレ様の両腕にくっついていやがったベトベター共が
クッション代わりになり、ダメージはそれほどでもなかったってもんよ。褒められて照れたヘドロ野郎はァ再び
オレ様の体に取り付いてきやがる。
ミジュマル「........................あっハイわかりました! 何とか頑張ります!」
オレ様「どーしたミジュ? 何かあったのかあ?」
ミジュマル「いや...今海賊共が下水道に現れた、ってことをウインディ団長に連絡してたんですよ。そしたら
『僕も神速でそこに向かうから、それまで海賊を足止めしてて』って言われたんで」
ここの下水道は一本道になっててえ、ずっと奥に行くと時計塔の地下室へと通じる扉がある。さらにその地下室から
ラセン階段をぐるぐる上っていくとォ、時計塔の最上階に辿り着く。そこに海賊の狙いである兵器・スチールバースト
があるのはァ言うまでもねえな。
オレ様「つ・ま・りだあ。海賊共を扉に近づけなきゃいいってことだろう? この場でとっ捕まe」
マニューラ「吹雪!!」
オレ様・ミジュ・ムドー「!!」
ヒュ オ オ ォ .....
突如、一筋の強力な冷気が駆け巡りィ、濁流が一瞬にして黒ずんだ氷となる。そして地上同様辺りが銀世界と化した
下水道にィ、3匹のポケモンの影が現れる。
マニューラ「大砲はいただくよ!」
ツーーーーーーーーーーーーーーー!
オレ様「来やがったか海賊....! こっから先へは行かせねe」
ツルッ ドテッ!
海賊のリーダー格はァまるでスケートのよーな感覚で氷上を滑走する。下水道の奥へと進むソイツに手錠をかけて
やろうとしたわけだがあ、オレ様の360キロの体は無様にずっこけちまう。
ミジュマル「よくもボスゴドラ警部に大恥晒してくれたな........! 水鉄砲..」
エイパム「猫だまし&とんぼ返り!」
パパァ ン!
ミジュマル(怯んで動けない)「!(しまった! こいつにマークされた...!)」
エイパム「おおっと。君の動きは封じさせてもらうよ」
マニューラ「これはチャンスだねえ☆」
ツーーーーーーーーーーーーーーー!
氷上で加速を極めたリーダー格はァ、さらに扉のある方向へと突き進む。
だがオレ様には、リーダー格をも出し抜いて下水道を滑空していく優秀な部下がいたわけだ。
エアームド「どうしたんですかァー↑!? アナタのスピードはそんなもんですかァー↑!?」
ヒ ュ ゥ ン !
マニューラ「!(は、速い......!)」
ボスゴドラ「いいぞお!! エアームドォーー!!」
エアームド「ここを通すわけにはいかないのでェ↓ なのでェ↓ ステルスロックしメァー↑ス!」
09/09 19:17
[70]T.T.
書けるときにどんどん書いてしまいます^^
第十一話 "ボスゴドラとウインディ" ~その九~
ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン!....
超人的なスピードを見せ付けたエアームドはァ、リーダー格が進む方向とは反対向きに、巨大な岩石群を横一列に
ばら撒いちまう。これでリーダー格の動きはぴたりと止まったわけだがあ、オレ様たちの安堵感はそう長くは続かなかった。
マニューラ「邪魔な岩だねえ......! 出番だよ、ドテッコツ!」
ドテッコツ「あいよ姉貴! 岩砕き!!」
ド ゴ ォ !!! パラ パラ パラ ....
エアームド「Whえェーーーー↑っ!!!? ア、アッシのステルスロックが....! 砕け散ったザンs」
ドテッコツ「ショック受けてる場合じゃないぜ、マッポさんよ。マッハパンチ!」
エアームド「!?」
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ パンッ!
ドテッコツ「続いて雷パンチ!!」
バリバリダー!!!
エアームド「! Oh....(強いデェー↓ ... ス....)」
マッスル野郎のォ、豪快な連続攻撃をくらうムドー。
エイパム「猫だまし&とんぼ返り!」
パ パァ ン!
ミジュマル(怯んで動けない)「!....(本当に....何も..できない.....)」
チビ猿のォ、チート級のコンボの餌食となるミジュ。
オレ様「クッソこざかしい奴らだあ.....! アイアンヘッド..」
マニューラ「蹴手繰り!」
オレ様「ブほっっっっっっっ!!??」
ツルッ ドテ ッ!
そしてリーダー格の格闘技でェ、氷上にずっこけぱなっしのオレ様。そこで今まで平和ボケしてた当時の警察団はあ、
海賊共の圧倒的な戦闘能力を知るわけだあ。
マニューラ「悪いねえ。まずはアンタらマッポを再起不能にしてから、大砲を持って帰ることにしてたよ」
オレ様「絶対ェ.......逮捕してやる」
オレ様はうつ伏せのままァ目の前のリーダー格を見上げ、ベトベターまみれの右手でソイツの左足を掴もうとする。
が、ひょいとかわされえ、小悪魔は大の男を嘲るかのような眼差しで見下す。
マニューラ「アタイらもこんな汚い場所に長くいたくないからねえ。今からとっておきの"演技"を見せてあげるさ」
ツ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~! クルリ~~~~~~ン
ツ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~! クルリ~~~~~~ン
ツ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~! .........
リーダー格は氷上を優雅に滑り回ってはァ、フィギュアスケートのトリプルアクセルを披露.... といった動きを
繰り返しやがる。オレ様ら3匹は不審に思ってそれを見てるわけだが....
スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパッ!!!...
オレ様・ミジュ・ムドー「!!?」
そこでやっと、自分たちの体がァ次々に切り刻まれてることに気付くわけだあ。驚いたことにリーダー格は
トリプルアクセルをしながらァ"辻斬り"の斬撃を飛ばしまくってたのさ。
マニューラ「名づけて"辻斬りの舞"ってトコかねえ。どうだいオーディエンス!」
エイパム・ドテッコツ「さっすが姉貴!! 最高っスよ!!」
ツ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~! クルリ~~~~~~ン
ツ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~! クルリ~~~~~~ン
ツ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~! .........
ミジュマル「見た目の優雅さと裏腹に.....何て残酷な.........っ....!」
スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパ スパッ!!!...
オレ様「や........やめ ろ ォ ........ 」
狂ったように"辻斬りの舞"を続け様に踊る小悪魔。
キャベツのように無情に斬り刻まれていく警察団。
全身に激痛が走る。
絶望の淵に立たされた時、あの人は現れた。
ウインディ「神速!」
マニューラ「!!」
ド ン ッ !
09/11 17:29