[1]皇貴
【イッシュ地方ののどかな一日】
なんか思いつきで書きはじ...いえ、何でもありません
12/06 17:53
[2]皇貴
【第一話】
【イッシュ地方の終末!?】
「ふわあ~~~~~。」
大きなあくびをしながら二階の部屋から降りてきた少年はトウヤという。
この作品の主人公である。しかし、とても主人公とはいいがたい格好をしていた。頭には寝癖があるし、主人公の癖して何故かピッピの柄のパジャマを着て、ピカチュウの抱き枕を抱いていた。何故か母親と幼馴染みの、チェレン、ベルまでどんちゃん騒ぎをして、踊っていた。しかも、幼馴染みの中でも冷静なはずのチェレンは、何を悟ったのか、ドジョッチすくいをしていた。それを呆れた様な目で見ていたトウヤは「何があった?」と踊りながら爆笑して、涙まで滝のように流しているベルに尋ねた。
ベル「今日れイッシュ地方が終わるんらって~~~~!」
爆笑しすぎてろれつがまわっていない。ベルはぎゃははははははははははとやはり爆笑している。
トウヤ(どっかで頭でも打ったか?)
不意にTVに視線を向けると、イッシュ地方に向けて落下する隕石のようなものの映像が映し出されていた。
先程まで踊りながらどんちゃん騒ぎをしていた5人はいきなりハンカチを目に当ててしくしく泣き始めた。目を見張る様な切り替えの早さに驚きながらも「何があったんだ?」と尋ねた。
トウヤ母「今日、イッシュ地方が終わるんですって。隕石が衝突してイッシュ地方は海の底に沈むんですって。」5人はしくしく泣き続ける。トウヤもそれに参加する。すると、チェレンは、
「泣いてばかりじゃダメだ!こうなったら余生を思う存分エンジョイしようよ!」
、という訳で、6人はイッシュ地方一周(だじゃれではない)観光ツアーへと踏み出した。
そして、最後(最期)の目的地サザナミタウンにむけて、トウヤ一行はソウリュウシティに辿り着く。すると、何やら人だかりが。よく見ると、カントー、ジョウト地方のチャンピオン、ワタル、ジョウト地方のジムリーダー、イブキ、ホウエン地方の四天王、ゲンジ、イッシュ地方のジムリーダー、シャガとアイリスなど、ドラゴンタイプのスペシャリスト達が勢揃いだった。
すると、トウヤが気持ち悪いぐらい清々しい笑顔で、
「お~~~い!君たちも余生の過ごし方について話し合っているの~~~~~~?」
ビクゥ!!!
ドラゴン使い達は同時に肩を震わせる。トウヤは、
トウヤ「大丈夫ったい!悩みは誰にでもあるもんやさかい、僕に何でも打ち明けてみるだがや!」
と、博多弁と関西弁と名古屋弁が混ざった口調でドラゴン使い達に問いかける。
イブキ「い、言ってもいいの?」
トウヤ「ああ、もちろんさ!」
ワタル「じ、実は…」
アイリス「ドラゴンタイプの技の、【流星群】を練習してたら、たまたまチョーデカイ流星群ができちゃっ…」
ブチッ!トウヤの血管が切れる音がして、トウヤは、アイリスが語り終える前にドラゴン使い達を殴り飛ばしていた。
ドゴォォォォン………………!!!!
アイリス「な、何で殴る………」
トウヤ「当たり前じゃああああ!!!てめこのクソボケカスぅぅぅぅぅぅ!!!!!テメェらのその軽率な行動がイッシュ沈没ってぇ悲劇を招いたんじゃああああああああああ!!!!!!!!!!沈没なんていう悲劇は映画の中だけにしてほしいィィィィィィィィ!!!!!!!そもそもテメェら!!!!!!!!この小説まだ第一話なのにいきなりイッシュ沈没っていくらなんでも酷すぎるゥゥゥゥゥ!!!!!!この小説のタイトル【イッシュ地方ののどかな一日】なんだぞおおおおお!!!!!!!!!!!!イッシュ地方が沈没したらこの小説終わりじゃねえかああああああ!!!!!!!!!!しかも全然のどかじゃねえしいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」
トウヤは罵詈雑言の嵐をドラゴン使い達に投げかける。少しメタ発言が含まれてるが。しかしすっかり落ち着きを取り戻したチェレンが
チェレン「でもポケモンの技なら防ぎようがありますよね」
そこでベルの頭の上に電球が浮かび上がり、「そうだ!!」と叫んだ。
……………………………………………
トウヤがライブキャスターでチェレン、ベルと通信をしている。
トウヤ「こちらトウヤ、準備完了したぜ。二人とも、配置についたか?」
チェレン「OK」
ベル「バッチシV(ピース)!」
トウヤ「よし、じゃあイッシュ沈没阻止&ドラゴン使い共にお灸据え作戦開始!」
チェレンはジャローダ、ベルはエンブオーを繰り出すと、同時に【まもる】をした。それも、超巨大な。【まもる】はイッシュ地方全体を埋めつくし、空中に二つの半円を描いた。【流星群】は【まもる】にぶつかると、その軌道を変えていった。そして、ある一点に集中していった。それは、ソウリュウシティのある一本の木だった。そこには、ドラゴン使い共が縛り付けられていた。そして、軌道を変えた【流星群】は、見事にドラゴン使い共だけに命中した。しかし、アイリスはドラゴン使い共の中でも背が低い方なので全く命中しなかった。
ドラゴン使い共「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」
こうして、トウヤ、チェレン、ベルの三人は、イッシュ地方を救った英雄として、ドラゴン使い共はイッシュ地方を崩壊寸前まで追い込んだ悪人として末代まで語り継がれる事となった。
続く
12/06 19:53
[3]皇貴
【第二話】
【ダークトリニティ君の初めてのお使い】
プラズマ団の城の一室でポケットモンスターSPECIALと月刊コロコロコミックとコロコロイチバン!を同時に読むというほとんど神業といっていい行為をしているのはプラズマ団の幹部、ダークトリニティである。右手で月刊、左手でポケスペ、左足でイチバン!を読み、右足で自分の左足を掻いている。そんな中、城の最上階から悲鳴が聞こえた。ギャアアアア!!!!!!それはプラズマ団の王、ゲス…間違えたゲーチスのものだった。左手にポケスペを持ったまましぶしぶ最上階に上がるとゲス…あ、また間違えた。もう長いからゲスでいいや。ゲスが何者かと格闘していた。
DT「どーしたんスかー?ゲス様?」
ゲス…じゃなくてゲーチス「うおおおいいいい!!!!作者だけじゃなくててめぇまでワタクシの事をゲス呼ばわりするわけええええ!!!!???」
DT「そんなことよりどーしたんスか?こないだ食った餃子で当たったんスか?」
ゲーチス「ゴ、ゴゴ、ゴゴゴゴゴゴキ、ゴキ、ゴキブ、ゴキブ、ゴゴゴゴゴゴキブロスがでた♀▲♀○%$£★◎▲〒◇★〒●◎¥○⇒▲■□◇♀○〆★◇♀☆★◇★◎◎★◇⇒…」
ここで読者に解説しておくが、ゴキブロスとは、伝説のポケモンのくせに伝説のポケモンらしさを1mmも感じさせないヒードランのことをさす語句である。
DT「はあ、ゴキブロスですか」
ゲーチス「さ、さささささ、ささささささ、殺虫、殺虫、ささささささ殺虫剤買ってきてててててて◎★€¥★⇔▼⇒◎〒%△▼★▽△©@◎★◆■⇔⇒□□%◇◎〒☆◆…………………」
DT「それはいいですけど…」
DTは、手をゲーチスの前に差し出す。
ゲーチス「?ななななななななななな何ですかその手はあああああ………」
DT「金。金よこせ」
ゲーチス「払ううううう!!!!払うから早く買ってきてええええ!!!」
パニック状態に陥っているゲーチスから金を揺すりとると、DTは街のフレンドリィショップに向かった。
DT「これでポケスペの新刊が買える!」
DTがウキウキ気分でフレンドリィショップに向かうと、トウヤを見つけた。どうやら困っているようだ。
DT「どうしたんだ?」
トウヤ「俺のモンスターボールが一個なくなったんだ。あの中に俺の相棒が入ってたのに…」
DT「ひょっとして、これの事か?」
トウヤ「ああ!それだよそれ!サンキュ!お礼に、ゲーチスのプライベート写真を10枚セットでプレゼントするぜ!」
DT(まあ、要らないけど今年の忘年会で発表すれば笑い話にはなるかな)
DTはありがたく貰う事にした。
DTは再び歩き始めた。
チェレンを見つけた。どうやら困っているようだ。
DT「どうしたんだ?」
チェレン「トウヤに大事な用があるんだが…」
DT「トウヤだったら向こうで見かけたぞ」
チェレン「え、本当に!?ありがとう!お礼に、ゲーチスが幼女をナンパしてたっていう証拠VTRをあげるよ!」DT(したっぱ達を集めて皆で大爆笑しながらみたら面白いかな)
これも、DTはありがたく貰う事にした。
フレンドリィショップは目の前。
DTは中に入り、数分後戻ってきた。
プラズマ団の城では、ゲーチスがゴキブロスの大群に追い詰められていた。ゲーチスはついに遺書を黙々と書き始めた。
『我が遺産は、息子Nに贈る。
ゲーチス・ ハルモニア』
すると、いいタイミングでDTが帰ってきた。
ゲーチス「おお!DT!良いところに来てくれました!さあ、その殺虫剤でゴキブロス共を蹴散らしちゃって下さい!」
DT「ゲーチス様、はいこれ」
ゲーチス「?何ですか、これ?」
DT「ゲーチス様って体臭キツイでしょ?だから買ってきました(笑)!」
DTから手渡された物には、『香水体臭がキツイあなたへ!バラの香り』と書かれていた。
ゲーチス「てってめええええええええええ!!!!!!!!!!この野郎オオオオオオオ!!!!!!!!!!!
ア”ア”ア”ア”ア”ア”ァァァァ!!!!」
ゲーチスの体は、真っ黒なゴキブロスに包まれた。
DT「さ、買ってきたポケスペの新刊読もっと!」
その部屋に残されたのは、ゴキブロスに包まれたゲーチスだけだった。
続く!
12/07 14:34
[4]皇貴
【第三話】
【トウコvsメイお料理対決!】
トウヤ「は、腹減った…」
トウヤは自分の部屋でうなだれていた。
トウヤ「母さんに何か作ってもらお」
しかし、いくら探しても、母の姿はなかった。トウヤは、テーブルの上に置いている手紙を見つけた。
『ちょっと用事で出かけてきます。
ママより♪』
トウヤ「おそらく三時間は戻るまい…」
トウヤは、棚の中にインスタントラーメンの一つでもないかと探すが、見当たらない。するとそこへ
トウコ「どうやらお困りのようね…」
メイ「そしたら、私達が…」
トウコ&メイ「お料理しちゃいま~す!」
……………………………………………
トウヤ「へ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
、というわけで
ジュ~~~~~~~~~~~~~~~
グツグツグツグツ………………………
トウコ&メイ「ほい!出来ました~!」
メイが作ったのは食欲をそそるいい香りのお吸い物、トウコが作ったのは…
お湯の中に何か……… う●このようなものが入っているもので、容器さえ便器の形に変えたら本物のう●この様に見えてしまうだろう。
これは、溶けていない味噌で、トウコは、おそらく味噌汁を作ろうとしたのだろう。
トウヤ「………………………………」
トウコ&メイ「♪♪♪」
トウヤは無言でお吸い物をすする。
トウヤ「!旨い!」
メイ「良かったです~♪」
一方、トウコの味噌汁は…
トウヤは溶けていない味噌を溶かし、味噌汁をすすった。
トウヤ「!?」
トウコ「♪♪♪」
トウヤ(あ…味が濃い…)
トウコ「どうお?」
トウヤは、ポケットからモンスターボールを取り出すと、やぶれかぶれでこう言った。
トウヤ「え?あまりにも美味しそうだからお前も飲みたい?そうかそうか!」
トウヤは、ボールからダイケンキを繰り出すと、ダイケンキの口に半ば強引に味噌汁を流し込む。
ダイケンキ「!!!!????」
ダイケンキは味噌汁が熱かったのか急に暴れだす。
……………………………………………
続いての料理は主食。メイが作ったのは炊き込みご飯で、トウコが作ったのは………とてもおにぎりとは言えない程形が悪いおにぎりだった。
トウヤはまず炊き込みご飯を口に入れる。
トウヤ「!旨い!」
メイ「♪」(ガッツポーズ)
一方、トウコのおにぎりは………
トウヤ(し、塩辛い………)
すると、トウヤは先程と同じ行動に出る。
トウヤ「え?これもとても美味しそうだから食べたいって?」
トウヤは、ダイケンキをボールから出すと、半ば強引におにぎりを口の中に入れた。
ダイケンキ「!?!!!?!???!?!∂∴→∀∵´†←“→◇▽◎$®¢■△‰$◇★▽〒®仝@◆$□▼ゞ」
ダイケンキは、おにぎりを口に入れた瞬間悶絶し始めた。
……………………………………………
トウコ「」ゴゴゴゴゴゴゴ……………
メイ「♪」
ダイケンキ「」チーーーーーン………
トウコは今までになかった程に凶悪なオーラをかもし出していた。
メイは、自分の料理がトウヤの口に合った事が嬉しいらしい。
ダイケンキは激マズ味噌汁と塩辛おにぎりが効果抜群だったのか、床の上に倒れていた。
トウコ「メイぃ………!次の主菜対決では私が勝つからねぇ……!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………
メイ「!?たたたたたたたたたたたたたたたた対決ぅ!!!!????」
怒るトウコ、パニクるメイ、この二人の最終対決(?)は主菜対決と決まった。
トウコ(料理は愛情なのよ……!それをメイ、あんたに教えてあげるわ…………!!!!)
トウコ「はあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
トウヤ(す…すごい………!!!!)
トウコは、オノノクスに玉ねぎを刻ませ、シャンデラの炎で食材を炒めている。
メイが作ったのは鯖の味噌煮、トウコが作ったのは丸く、平たいまっくろこげな物体だった。トウヤは無言でメイの料理を口に入れた。
トウヤ「うまい!」
メイの料理の評価は上々だった。
メイ「♪♪♪♪♪」
トウコ「……………!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………………
続いて、トウコの評価。
トウヤ(ま、不味い………)
料理は愛情だ。だとか言っていた割にはそれとは不相応な味だった。そして…
トウヤ「ダイケンキ…」
ダイケンキ「!」ビクゥ!
ダーーーーーーーーーー!!!!!!
ダイケンキは一目散に逃げ出した。
トウヤ(チッ………………!!!)
しかし、そこへ不法侵入者が。
N「ん~~。美味しそうな匂い……」
トウヤ「!N!」ピーーーーン!!!
トウヤ(そうだ…!こいつに…!)
トウヤはNにハンバーグ(?)が載った皿を差し出した。
トウヤ「N、これ食うか?」
N「え?本当?」パクリ!
N「ブッ……!!!」
トウヤ「さあ、遠慮しないでどんどん食べて~~!!!! 」
ひえっひえっひえっひえっ……!!!
不気味な笑い声を上げながらNの口の中に料理を押し込む。
N「ふがががががが…………!」
口の中いっぱいに料理を詰め込まれたNは悶絶した。トウヤは悪びれもない顔でやはり
ひえっひえっ…!
と笑っている。
すると、そこにさっき一目散に逃げ出したはずのダイケンキが暴走した状態で戻ってきた。ダイケンキは、Nに泣きつくと、
N「え?なんだって?トウコの料理が不味いからってトウコの料理を僕に食べさせる?」
トウヤ(ギクッ…!)
トウコ「私の料理が不味い…?」
ギクッ…!
N「トモダチ…、いじめちゃダメ…!」
ぎくぎくぅっ………!!!
メイ「トウヤさんがそんな人だとは思いませんでした…!」
ギクギクギクッ………!!!!
トウコ&メイ&N「トウヤああああああああああああ!!!!!!!!!!」
トウヤ「ごめんなさ~~~~いいいいいいいい!!!!!!!!!!」
トウコ&メイ&N「待てコラアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
トウヤ「サヨナラあああああああああああああ!!!!!!!!!!」
このあと、トウヤはトウコの不味い料理を死ぬ程食べさせられました。
完
12/08 12:38