[1]ちびちびチェリー
【木漏れ日の音色】
初めてなのでものすごく緊張しています!
ヘンな所とか自分で設定作った所もあるけれどご了承下さい。
05/30 17:34
[10]蒼葉
こんにちは!蒼葉です。
大切な人へ別れを告げる……。
辛いですね。
それが出来るナディは
強いです。
長文失礼しました。
そして、黒い箱が意味するものと
は一体……?
06/25 18:55
[11]蒼葉
最後の文の二行、
順番が逆でした。
以後気をつけます。
06/25 19:00
[12]ちびちびチェリー
蒼葉さん、黒い箱の正体は続きで明らかになります‼
「なんだありゃ~?」
というグレイを置き去りに、ナディは走った。
そして箱まであと10mきったところで不意に立ちどまった。グレイがあわてて走って来て
「どうした?」
と声をかけてくれて、それでちょっと勇気が出てナディはふらふらと歩き始めた。
二人は箱のそばによった。グレイは、興味津々で箱を撫でたり軽くたたいたりしていたが、止め金をいじり始めた。開かないようで、辺りを見渡したりして、いきなり走り出した。
しばらくしてグレイが戻ってきた。手には鍵を握っていた。ずっと放心状態で座っていたナディが顔をあげた。
グレイが止め金の鍵穴に鍵を差し込み、止め金を外すのを黙って見ていたナディだったが、おもむろに立ち上がり人間に「化ける」と、箱の蓋を開けた。
中にあったのは。
テナーサックス、だった。
06/28 15:15
[13]ちびちびチェリー
黒い箱はケースだった。
テナーサックスが見えた瞬間、ナディの目に涙が溢れた。これはレナのものだ。マウスピースからキィにいたるまですべてあのサックスそのもので、そしてなぜかレナは死んだとわかった。
レナの死が悲しくてサックスとの再会が嬉しくてナディは涙が止まらなかった。
「ナディ」
グレイの声に籠った優しさまで涙を誘った。
「ナディは1%の可能性をずっとずっと信じてたんだね」
「生きてて……ほしかった!」
「うん」
「死んでなんてだれもいってないのに!サックスうまかったしプロになるんだって言ってた!なのになんで?」
グレイはいつの間にかもとのすがたに戻っていたナディを優しく抱いていた。
06/28 16:05
[14]蒼葉
こんにちは! 蒼葉です。
文章から、レナの
生存を信じていたナディの
悲痛な思いが伝わってきました。
そして同時に、「99%」の
言葉の意味もやっと
分かりました。
ナディには、
立ち直って欲しいです。
長文失礼しました。
06/28 16:38
[15]イーブイフレンズ
はじめまして‼
イーブイフレンズです
とてもストーリーが面白いですね
これからも更新期待してます‼
07/06 20:59
[18]ちびちびチェリー
しばらくの間そうしていたが、ナディが少し落ち着いて泣き止むと、グレイはそっと離れ、
「行こう」
と優しく促した。
「うん」
2人でサックスを持ってナディの家に行った。しかし、サックスが大きくて家に入れず2人で沈黙してしまった。
そこにライキがやってきた。
07/11 21:48
[19]ちびちびチェリー
すいません
なんだか忙しくてほったらかしてしまいました
続き書きます
ライキは巣穴の入口にでんと置かれた大きな黒い箱を怪訝そうに見つめた。
「なんだ、これは?」
不信感をあらわにした声。これはまずいかも知れない。
10/15 20:45
[20]ちびちびチェリー
鋭い目で半ばにらみつけるようにサックスを見つめていたライキが後ろから延びてきた白い手で横に押しやられたのは唐突なことで誰も予想できなかっただろう。
そうしてすっころんだライキの後ろから現れたのは細い煙管をくわえたサーナイトだった。
「あんた、ちょっとそれみせな」
サーナイトが言った。静かだが有無を言わさぬ響きがあった。少しがさついてはいるが女性の声だった。
「はい…」
彼女は慣れた手つきでケースを開き、中のサックスを検分し始めた。
サーナイトは楽器を時々持ち上げながらじっくり眺めている。
「あの…」
グレイが口を開いた。
「ん?」
サーナイトの返事はそっけない。
「あなたは誰なんですか?」
「後で」
「でも…」
グレイがさらに言い募ろうとした口を閉じたのと同時に
「セレンてめー!何しやがる‼」
さっきから倒れたままのライキが怒鳴った。サーナイトはセレンというらしい。彼女がライキのほうを向いた。そしてサックスを片手に持ったまま煙管の煙を彼に向かって吹き付けた。煙は一筋の線のようになってライキの顔を直撃した。
「ライキさんと知り合いなんですか?」
ナディがきくとセレンはふっとほほえみ、
「長くなるよ」
とだけ言ってサックスをケースに戻した。
次回はセレン目線になる予定です。
ご了承くださいm(__)m
11/16 21:20
[21]ちびちびチェリー
また放置してしまってすいません。
続きいきます。
目の前の二人は真剣な顔でこちらを見ている。
あたしは
「長くなるよ。」とだけ言ってそっとテナーサックスをケースにしまった。
「あたしとライキは迷いの森で育った。
あたしもライキも捨て子でさ、楽器工房の親方に拾われたワケ。で、あたしはそこで楽器の作り方を学び、楽器工になった。ま、ライキはその間ずっと遊んでたけどね。
でも、あたしが立派な楽器工になった頃には政治の勉強してた。ライキが勉強してる間にあたしは独り立ちして工房を持つ様にまでなった。
その頃はポケモンの楽器ばっか作ってたけど、ある日突然人間の楽器を作りたくなって、それでサックスを4つ、作ったんだ。ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、ってね。そのうちのテナーが、確かにそれなんだよ。」
あたしが話し終えると、二人は驚いたような顔でこちらを見ていた。
12/31 11:45